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ミラノの日常 第2弾

2日前
 
 
明日の空手の大会に向けてじわじわ緊張してきた。口から思い切り息を吐き出し尽くせば、丹田が落ちて、肝が座る。これを繰り返すことによって心が落ち着くよ、と友人が教えてくれた。えっ息できないじゃん!と思ったが、息を思い切り吐き出せば、鼻から自然と空気が入ってくる。そんなことさえ忘れてしまっている。何事にも動じない精神力、つまり胆力は結局稽古なしでは育たない、とつくづく思う。
 
ところで、以前も書いたことがあるが「禅」は大きく分けて「天台禅」と「達磨禅」に、「達磨禅」は「南禅」と「北禅」に分類され、達磨は「禅」と「拳」を伝えたと言われている。
 
「拳禅一如」という言葉は、「拳」は肉体を意味し、「禅」は精神を意味しているという。体と心は別々のものではないので、偏りなく修養させることで自己を見つめ、自己にある可能性を引き出すことができるという。
 
空手道訓の第2条、
 
空手は己を見つめ、己を正し、己を磨くものである
 
空手の動きは「動」であるが、己を見つめる行為は「静」であり、この「動」と「静」が合わさって自分自身、人生を生きて行くために、技を磨き心を磨く。
 
また、空手道訓第3条の
 
空手は人を倒すものではなく、人を愛し、己に打ち勝つものである
 
は、自分自身に打ち勝つ、自分の心に打ち勝つ。自分勝手なエゴイストは、自分自身に支配されている、つまりその時点で負けていることと同じ。それが「空手」だというのだ。
 
負けず嫌いな私は、人に負けるのが嫌いなのではなく、自分自身に負けるのが何よりも嫌い。自分に課した目標、約束、守りごと、これを目の前にして目をつぶりたくない。
 
子曰く、「己に克ちて礼に復るを仁と為す。一日己に克ちて礼に復れば、天下仁に帰す。仁を為すは己に由る、而して人に由らんや。」
 
自分に打ち勝って礼に立ち返ろうとすることが仁である。一日自分に打ち勝って礼に立ち返ることをすれば、世の中はその人の人徳に帰伏するであろう。仁を実践することは自分(の振る舞い)によるのであって、どうして他人に頼るものであろうか、いやそうではない。
 
体の修行と心の修行は常に一緒。奥が深いわ〜

 

3日前

 
毎年、ミラノへ戻る10日〜2週間くらいになると、必ず始まる心のザワザワ感。あれは、なんなのだろう。
 
プチ鬱。何か重い。そして、寂寥感。高齢化した両親への思い。また現実逃避していた子供たちの始業までにやるべきこと。実生活に戻る前の、気持ちの入れ替えに、かかるプレッシャーが年々重くなるのだ。
 
それが、今回ない。いやいや、ないのではなくごまかしもあるが、その前の空手の全国大会への緊張があまりにも大きい。平常心、平常心...。
 
集中稽古2日目。神奈川県立武道館で行われた。
 
 
ここは、昨年はまった誉田哲也氏著書・小説「武士道」シリーズで、第1巻の物語がスタートした場所。主人公の剣道エリートの香織と早苗が出会う横浜市民秋期剣道大会が、この神奈川県立武道館で行われたという設定。しかも我々の練習場は剣道室だった。感動!!  
 
 
総勢19名。(この日は2名欠席)各自思い切りスペースを使って練習ができた。しかも4時間レンタル!
 
初日は、全体としては1ヶ月ぶりの稽古であったので、体慣らしをし、2日目は感覚を戻す日であった。個人型、親子型、組手と試合形式に進めていく。
 
注意されることは常に一緒。一つ直れば、べつの癖が出てくる。そこを直せば、また別の直ったところが再度できない。私のノートは、同じことばかり書かれている。最低限気を付けるところだけ、色ペンでマーク。
 
そして、ついに集中稽古3日目。最後の調整。大会が行われる横浜文化体育館の敷地内にある施設で稽古。
 
試合に負けると、ああすべきだった、こうすべきだったと思いがちだが、まだ始まってないからね。イタリア本部は、帯の色より2色上の帯の実力。実際大会でも負けてない。...と師範。もうここまで来ると、精神面で自分自身に負けないようイメージトレーニングも大切。
 
勝ち負け、先を考えず、一本一本丁寧に打つこと。確かにそうだ。早く打てば、技も小さくなりがちで、忙しない。
 
平常心。
 
明鏡止水のごとく心穏やかに試合に臨みたい。
 
 
 
 

4日前

 

 

 

美幸って、知っとる? この町のどこか夜ごと語られるは彼女にまつわる黒い噂──。町で評判のちょっと艶っぽいイイ女。雀荘のバイトでオヤジをコロがし、年の差婚をしたかと思えば、料理教室で姐御肌。ダンナの保険金を手に入れたら、あっという間に高級クラブの売れっ子ママに。キナ臭い話は数知れず、泣いた男も星の数――。美幸って、いったい何者? 愛と悲哀と欲望渦巻く人々を描く、奥田節爆裂の長編小説。

 

好きな作家の作品はとことん読む癖があり、数年前よく読んでいたが、この夏も彼の著書を図書館で借りまくった。(そのうち2冊は既に読んでいた!)

 

非常に面白い作品で、美幸と呼ばれる噂の女が主人公の連続短編集。なんか実際に有り得そうと思い、検索してみたら、モデルがあるというではないか! それは、2008年に発覚した結婚詐欺・連続不審死事件、いわゆる首都圏連続不審死事件と呼ばれていたものだ。

 

犯人は木嶋何とか...あれれ?見覚えのある顔! そうだ! 練炭女だ。当時、mixiでやたらあるお友達との話題で盛り上がった事件だった。

 

きっと、桐野夏生女史あたりが小説にしてくれるであろうと思っていたら大好きな奥田英朗氏が小説にしていた!! 感動。敢えて結末が書かれていない短編で、事件が続いていく作風。

 

ある年代まで非常に地味な人生が、一転派手になる。そういう人いるいる〜。そして、彼女にまつわる噂...。

 

人の噂は何日だったっけ? けれど、噂には必ず尾ひれがつく。そして、人はなぜか他人様の噂が好き...怖い怖い。

 

そして、木村なんとかもブログを書いていたが、ブログ人格なるものもあり、自分を想像上の?または自分を大きく書く人もいることだろう。そして、他人が持つ人のイメージ。

 

私も、魔女だ、メドゥーサだと言わて、大笑いしたことがある。

 

噂を信じちゃいけないよ。私の心はうぶなのさ。いつでも楽しい夢を見て、生きているのが好きなのさ....

 

噂の女....蒸発した美幸(あれれ、結末言っちゃった!)のその後が気になってどうにも止まらない。爆

 

 

5日前
 

 

 

8月20日、横浜で所属している琉球少林流空手道「月心会」の全国大会が行われる。

 

その日のために稽古を続けて来た。暑い日本の夏の体育館での大会。それをシュミレートして、熱波のミラノでも稽古してきた。

 

日本に帰国し、おや? 梅雨あけしてるんですよね? といった天候が続いている。

 

今回は、例年とは違う支部での稽古にあずかることが出来た。師範、指導者が変わると道場の雰囲気も変わる。注意されることは、常に同じだが、今までできなかったこと、理解し切れてなかったことが、アプローチや説明によって、目から鱗、ということもあった。

 

また、子供たちは組手の特別稽古にも参加させて頂いた。普段は自分に甘く、辛いことから逃げがちの彼ら。たった一度、2時間の稽古であったが、自分と闘わざるを得ない機会だった。次男に関しては、痛いのやら辛いのやらで、泣きながらやっていた。普段、そこが足りなかった。

 

勝つことだけが全てではない。勝ちたければ他へ行けばいい。負けてもそこから乗り越える。それが「心の空手道」。

 

勝ち続けることは不可能。ボルトさえ負けたのだから。けれど、負けても、次へ繋ぐ事が大切だとしみじみ思った。

 

そして、ついに大会を4日後に控え、21名中20名が集まり、集中稽古が始まった。

 

一気に緊張感が高まってきた。体が硬い! と言われる。平常心で当日を迎えられるように。

 

画像はイタリア本部のオフィシャルバッグ。

 

もともと氷の塊を運ぶためのバッグとして発売されたというL.L.Beanの定番トート。24オンスのキャンバス地は流石に思いが、組手の道具も釵を入れても問題なし。クタクタになるまで使い込みたい。いや、その前に私がクタクタ?! 爆

 

 

 

6日前

 
8月1日
Il bene si compie ed è efficace soprattutto quando è fatto senza cercare ricompensa, nelle concrete situazioni della vita quotidiana.
善は成し遂げられます。とりわけ、見返りを求めず、日常生活の具体的状況の中で行われる時、それは有効です。
 

8月2日
Il Vangelo è una Buona Notizia che porta in sé una gioia contagiosa perché contiene e offre una vita nuova.
福音は、自分自身にもたらす喜びに満ちた良い知らせです。それは新しい命を含み、そして与えてくれます。
 

8月4日
In nome di Gesù possiamo rivelare con la nostra testimonianza che la pace è possibile!
イエスの名において、平和が可能であることを証す事ができます。


8月5日
L’altro è un dono da accogliere con rispetto, perché in lui, specialmente se è debole e fragile, mi viene incontro Cristo.
他者は、尊敬を持って受け入れるべき贈り物。とりわけ、その人たちがたとえ弱って、傷つきやすくなっていても、彼らの中にはイエスがおられます。


8月6日
La speranza è la virtù di un cuore che non si chiude nel buio, non si ferma al passato, ma sa vedere il domani.
希望とは、過去に閉じこもらず、明日に目を向けられるという心の美徳です。
 

8月7日
Il perdono libera il cuore e permette di ricominciare: il perdono dà speranza, senza perdono non si edifica la Chiesa.
赦しは心を開放し、再び歩み始めさせてくれます。それは、希望を与えますが、赦さずにいては教会を築き上げることはできません。


8月8日
Oggi rendiamo gloria al Padre per l’opera che san Domenico compì, al servizio del Vangelo predicato con la parola e con la vita.
今日、御言葉と人生を述べ伝えた福音の奉仕で、聖ドミニコが成し遂げた業に父の栄光を与えます。


8月9日
Nella testimonianza della fede non contano i successi, ma
la fedeltà a Cristo.
信仰を証する時に、大切なのは成功ではなく、キリストへの忠実です。

Gesù non ci lascia soli perché siamo preziosi per Lui.
イエスは、私達を置き去りにすることはありません。なぜならば私たちは彼にとって貴重な存在だからです。

8月11日
Quando noi abbiamo qualche cosa che ci fa soffrire, ascoltiamo la voce di Gesù nel cuore: “Non avere paura, vai avanti! Io sono con te!”
何か苦しいことがあれば、心の中のイエスの声を聞きましょう。「恐れるな!前に進め!わたしはあなたと共にいる!」
 
 
8月12日
Cari giovani, voi siete la speranza della Chiesa. Come sognate il vostro futuro? Partecipate al #sinodo18http://goo.gl/WghUvl
若者の皆さん、あなた方は教会の希望です。将来をどう夢見ていますか?シノドス18に参加してください。
 
 
8月13日
In Maria vediamo che l’umiltà non è una virtù dei deboli ma dei forti, che non maltrattano gli altri per sentirsi importanti.
聖母マリアを見れば、謙遜は弱い人の徳ではなく、強い人の徳であることが分かります。そうした人は、自分が偉いと感じるために他人をひどい目に遭わせたりしません 。
 
 
8月14日
Il cammino di affidarsi al Signore incomincia tutti i giorni, dal mattino in poi.
主を信じる道は、毎日朝から始まります。
 
 
8月15日
L’Assunzione di Maria riguarda il nostro futuro: ci fa guardare al cielo, annuncia i cieli nuovi e la terra nuova, con la vittoria di Cristo.
聖母マリアの被昇天は私達の未来に働きかけます。キリストの勝利と共に新しい天と地を告げる空を私たちに見せてくださいます。
 
 
@Pontefex.it
 
8月の祈りの意向として、パパ様は、「芸術家たち」のために、次のように祈るよう呼びかけられた。
 

「今を生きる芸術家たちが、与えられた才能によって、被造物の美しさに誰もが気づく助けとなりますように。」

 

また、このように付け加えられた。「芸術は信仰の美を表現し、神の創造の偉大さをメッセージとして宣言します。それゆえに、わたしたちが芸術作品や、自然の素晴らしさに感嘆する時、すべてのものが神とその愛を語っていることに気づきます。今日の芸術家たちのために祈りましょう。彼らがその才能の業を通して、すべての人が被造物の美しさに気づくよう、助けとなることができますように。」

 
そして8月といえば、ヴァカンス真っ只中のイタリア。

パパ様は、夏休みはただ身体を休めるためだけでなく主との出会いを実現するためまたとない良い機会であるとご提案。ただ休むだけではなく日常の雑事から離れて霊的な歩みを深める機会にいたしましょう。とりわけ、苦しむ人々、孤独の中にある人々、見捨てられている人々、病人たち、世界の多くの国々で不正や暴力,圧政に打ちのめされている人々に、神の愛とあわれみの具体的な印となることができますように。

 

それにしても、まだまだ続くよ、夏休み。あと約1か月!(長すぎ~)

 
 
 

ミラノの日常 第2弾

作者:ミラノのそふぃあ

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで19年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

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