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ミラノの日常 第2弾

83日前

 

来週から地獄の夏休み突入。

 

8日の午前中に学校が終わるが、午後からオラトリオ開けるって寛大すぎませんか〜?!(私はあくまでもその翌週からしか行きませんが。。。!)

 

「わたしは仕えられるためではなく、仕えるために来た」 (マタイ20:28)

この言葉の中にどう生きることができるのか、が私の人生のテーマでもあるように思えるが、悲しいかな、「喜んで!」「嬉しくてたまらない!」と言えない自分がいる。

 

毎週、オラトリオの責任者の一人として在籍、続々と申し込みが続いている。(それでいて次男をどうするか、まだ決めかねているのだが...) 昨年、受付の際、普段カテキズモはもちろん、子供をオラトリオにも送っていない男性が、私に対し、”外国人女性”だから、”信用できない”、ということで申し込みを躊躇されたが、今年もやってきた。「外国人の税金は我々が払っている!」とか宣い(それと私がどう関係あるのか!)最終的には、しぶしぶ支払ったけれど、あとから主任司祭に私にお金を託した旨、念を押すためにか電話を入れていたのは、私は知っている。そして、一瞬私の顔を見て、わだかまりがある表情をしたのも捉えたぞ! まあいいんですけどね。私もいちいちそんなことで気分を害していたら、このミラノでは生きていけないし、所詮教会は罪人の集まり。私だって、しょっちゅうぶっち切れているのだ!人を見下す人間に対し、特に、女性を見下す輩に!!(毒舌!)

 

昨年はオラトリオのオーガナイズの悪さに辟易した。また内部でぶつかることも多かった。また唯一心の支えであった司祭がこの秋に移動。どうも私の心はすっきりしない。

 

代母のシスターマリアには常に「信•望•愛」の大切さを毎週聞かされる。ラテン語のFides, Spes, Caritasである。聖ソフィアの3人の娘の名前でもある。余談だが、ラテン語のそSofiaは古代ギリシア語の、智慧・叡智を意味するソピアー(Σοφια)より派生している。

 

「あなた方の信仰に基づいた働き、愛に伴う苦労、わたしたちの主イエス•キリストへの希望に支えられた忍耐...」(Iテサロニケ1:3)

 

信仰は神との出会いから生まれる。それは、愛してくださり、受け入れてくださる方を信頼するという実りある体験。この体験は、信仰者にとって、日常の暮らしの原動力になり、生きるエネルギーとなる。愛されて受け入れられるという神との出会いは、その体験を他者に分かち合い、そしてその人にも実践してもらうこと。愛のそれぞれの形は信仰の行いの一環。愛を実行することによって信仰が更新され、ますます強められていく。「希望」は欲しいものを願い求めることとは異なる。もしあるものが欲しいなら、それを自分の方に引き寄せ、手に入れようとするが、”希望”の場合は、わたしたちが希望に引き寄せられ、導かれていくのだ。つまり希望は、人生の途上で迷子になっても、傷付きながらも忍耐を生み出し、方向性を示してくれる...。 

 

やはり、信じて進むしかないな、と思う。木曜日の午後に行われるラボラトリーでは、工作教室担当。高校生以上のリーダーたちの指導のため来週までにサンプルを作らなければならない。怒涛の学年度末。学校は終わってもいつまで続くんだあ?苦笑

 

毎年テーマソングが設定され、それに合わせたダンスも発表され、毎日ラジオ体操のごとく、朝から踊りまくる。ミックスリストとして数曲発表されるので、オラトリオにいっていれば自然に耳から覚えるのだが、予習予習...

 

 

 

 

 

 

 

http://www.oratorioestivo.it/Objects/Home1.asp

 

http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-12273734224.html

 

84日前

 

 

小学生の甥っ子が「中原中也を読みたいというので買った一冊」といって弟がFBに画像を載せていた。

 

中原中也、中原中也...考えてみたら、長男が現在補習校で勉強している現国の教科書に載っていたことを思い出した。けれど、年間プログラム上、それは読まないようだ。残念!

 

一つのメルヘン

 

秋の夜は、はるかの彼方に、
小石ばかりの、河原があって、
それに陽は、さらさらと
さらさらと射してゐるのでありました。

 

陽といっても、まるで硅石か何かのやうで、
非常な個体の粉末のやうで、
さればこそ、さらさらと
かすかな音を立ててもゐるのでした。

 

さて小石の上に、今しも一つの蝶がとまり、
淡い、それでゐてくっきりとした
影を落としてゐるのでした。

 

やがてその蝶がみえなくなると、いつのまにか、
今迄流れてもゐなかった川床に、水は
さらさらと、さらさらと流れてゐるのでありました……(在りし日の歌」)

 

 

「さらさら」という繰り返す表現に何か心地よさを感じる。

いきなり、中原中也のことが知りたくなり、長男の「国語便覧」を出して、彼のプロフィールなんぞを読んでみた。26歳で結婚。男児を授かったが、死の衝撃から神経を病み、結核性の病気で30年の生涯を閉じた...。追憶と哀愁を平明に詠う中也。

 

これは、過去の回想なんだ、と気づいた。普通「さらさら」とは、物に湿り気や粘り気がなく、乾いた感じがあるのだが、ここでは、光、音、水が「さらさら」と表現されている。

 

無機質で喪失感がありながら、なぜか新鮮さを感じる。なぜか明るさを感じる。なぜなのだろう...なぜメルヘンなのだろう?

 

ふとどこからともなく一匹の蝶がやって来て、どこへともなく飛んで行く。それは「思い出」かもしれないし、「希望」かもしれない。けれど、川は流れて行くわけで、未来へ一歩踏み出していかなくてはならないということなのだろう。(かな?)

 

ところで、どうも宇宙戦艦ヤマト2199のワンシーンで、古代守の親友であり、宇宙戦艦ヤマト副長の真田志郎が亜空間ゲートの制御室の中でつぶやく一節が「汚れちまった悲しみに」だったという。ちなみに古代進の兄、古代守が好んでいた詩集の中の作品がこれだったのだそうだ。そこで、小学生の甥っ子が興味を持ったと言うから驚いた。

 

何はともかく、月曜日の朝から、五感的に詩を味わい、物思いに更けてしまった。

 

 

http://nakahara.air-nifty.com/blog/

http://kakiokoshi.hatenablog.com/entry/2017/01/31/034807

 

 

 

 

85日前

 

思春期の子供にとって母親は特に鬱陶しい存在。それでも母親が仲間内に褒められるとちょっとは、嬉しいものらしい。

 

「ママ、お願いだから変な格好しないで〜!」と言われるが、誰もに「個性的なママね〜。」と言われるそうだ。ミラノでは「個性的」は褒め言葉。子供達はストレートだから必ず年齢を聞いてくるようだが、大抵はクラスメートの母親と同年代。となると、アジア人は若く見えるから「若い!」と驚かれるが、おだてられてウキウキしても、帰国すれば所詮年齢相応。ちっ。最近、空手の師範に「Oママは、見た目は若いからもう一人産め。イケる、イケる。」とセクハラギリギリ、わけわからぬジョークを言われたが、見た目と実年齢は違いまっせ。一般のアラフィフ女性より私の方がずっと気力も体力も上だとは自信持って言えるが、出産は別問題。勘弁して〜。たとえ10歳若かったとしてももう子育てはいいわ。「魔の思春期」、辛すぎる。

 

と、冗談はさておき、夏の帰国時、某女性誌では必ず”ロンドン•パリ•ミラノ•NY"などのマダムのファッションスナップ比較などの特集が組まれる。毎年、ちらっと立ち読みをしては、そんなミラネーゼのマンマ、あちこちにいるわけないじゃないって!と思ってしまう。もちろん、街中のおほほな住宅地や私立校での送り迎えならそういう方も多少はいるかもしれないが、それはあまりにもマイナーな話。

 

15年ほど前長女がモンテッソーリに通っていた頃は、サッカー選手の家庭も多く、元モデルチックな(!)奥様方が全身ブランドに固めている光景は毎日見ていたが、逆に個性ないな...と思ったものだ。そういう意味では、長女が通った古典課高校の保護者会では、インテリでファッションも雰囲気も個性的な母親たちが多かった。

 

ルックスが良いのはもちろんのこと、仕事や家事、育児も完璧にこなすイケてる旦那のことを、日本の女性誌では「イケダン」と呼んでいたが、母親に関しても、ハイセンスな服をきこなし子育ても趣味もおしゃれにこなす、「イケてるママ」、「みんなが憧れるママ」像というのを作りすぎているような気がする。おしゃれで、いつでも笑顔で、良き妻、良き母なんてありえないって。ノーメイク。不貞腐れてて、時に泣いて騒いでどこが悪い。(あっ私デス。)

 

ところで、今日の夕方、近所のエノテカへ空瓶を持って行き、ロゼを買ってきた。やっぱ夏はロゼよ!そして、一杯飲んで帰ろうとしたところで、入り口に長女発見!長女はアルコールは一切飲めないはずなのに、なんで???と思ったら、友人に会って、ちょっとおしゃべりしてた、と言う。もちろん友人たち(女の子)はワイン片手にタバコを吸っていた。そのなんで?と思った瞬間、長女の両脇の女友達の目が一瞬で私の頭の先から足の指先までチェックすることを捉えた。うわっやられた!チェックされたあ。長男の彼女に会った時もそうだった。うわ〜、チェックされてる〜。

 

帰宅した長女に、「友達なんて言ってた?」と聞くと、「へっ(鼻で笑いながら)かわいい。若い〜!って言ってたよ。」と言っていた。あっそ。

 

それでも、子供達のチェックは厳しく、ママ、余計なことは話さないでね。腕のブニュブニュ(二の腕)なんとかしてね。、ピンクや水玉は身につけないでね!外では酔っ払わないでね!と言われ続けている始末。いいじゃない、個性的で!私は私。ここはミラノ。

 

ちなみにイケてるの否定形は「イケない」ではなく「イケてない」だそうで、人間的に魅力のない「イケてないマンマ」の方がずっと嫌だと思うけど、どんな感じ?

86日前

 

今日から一ヶ月、イスラム教徒のラマダンに入った。


ラマダンとは、イスラム教徒が神の恵みに感謝し、約一ヶ月断食を行う期間をそう呼ぶが、一ヶ月間全く食べないわけではない。日没から日の出までの間(夕方以降から翌未明まで)に一日分の食事をとるというもの。この食事は普段よりも多くした大麦粥であったり、ヤギのミルクを飲んだりするようだ。夕方には家族や友人が集まり、一日の断食の終わりの食事(イフタール)をとるそうだが、彼らはムハンマドに習い、デーツ(ナツメヤシの実)から食べ始めるのだという。

 

また、ラマダンとは、イスラム暦の9番目の月のこと。ラマダンとはアラビア語で灼熱を意味する。西暦610年、力の夜と訳されることの多い「カドルの夜」にコーランが預言者ムハンマドに啓示されてから、ラマダンはイスラム教徒にとって聖なる月となった。ちなみに、ラマダンの順守については、コーラン第2章185節でこう義務づけられている。

ラマダンの月こそは、人類の導きとして、また導きと(正邪の)識別の明証としてクルアーン(コーラン)が下された月である。それで、この月の新月を観測する者は、その月中、断食をしなければならない。病気の者、または旅路にある者は、後の日に、同じ日数を断食する。アッラーはあなたがたに易きを求め、困難を求めない。あなたがたが定められた期間を全うして、導きに対し、アッラーを讃えることを求める。恐らくあなたがたは感謝するであろう。

 

ラマダン月のあいだ、ほとんどのイスラム教徒は日の出から日没まで食べ物と飲み物を断つ。多くのイスラム教徒は日の出前にスフールと呼ばれる食事を摂り、日没には家族や友人が集まってイフタールと呼ばれる一日の断食の終わりの食事を摂る。イフタールでは、多くのイスラム教徒はムハンマドにならってまずデーツ(ナツメヤシの実)から食べ始める。デーツはその7割以上が炭水化物が占め、ブドウ糖と果糖が主成分であることから、エネルギー転換の早い、つまり即効性の高い栄養源と言える。ちなみに、アラブ人ショップのキャッシャーのまわりはデーツでいっぱい。

 

そして今日偶然、夕方にアラブ人ショップとエッセルンガへよると、アラブ系の男女が買い物をしまくっていた。

 

ところで、昨日の26日は、キリスト教の一派であるコプティ教徒が乗ったバスが襲撃され、同国保健省によると少なくとも28人が死亡、25人が負傷。エジプトでは昨年12月にカイロのコプト教大聖堂で、4月9日には北部タンタとアレクサンドリアのコプト教会でそれぞれ爆発が起き、計約70人が死亡した。3件とも「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。またそれによって外務省からも欧州でのテロ等に対する注意喚起が告知された。イタリアは、今日までG7が開催されていたし、これから夏にかけては、音楽フェスティバル,独立記念日を祝う行事などのイベントが目白押し...やはり注意が大切であろう。

 

自分たちの信仰を放棄したくないがために殺されたエジプトのコプティ兄弟たちのために共に祈りましょう。by教皇フランシスコ

 

今年は6月25日まで。「聖なる月」こそ、平和を祝いましょう。

 

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C112.htm

http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-12168464278.html

87日前

雨が降って〜、降って〜、休んで、休んで〜とカスタネットのような日常がやっと終わり、青葉若葉が萌える素敵な季節だ。

 

風薫る5月。(もう終わるけど)初夏の若葉の中を、さわやかに風が吹き渡ってくる。しかも、微妙に甘い香り。

 

暑すぎもせず、寒くのもなく、一瞬ではあるが、ミラノの好きな季節。自転車で移動するのが好き。どこからともなく、ジャスミンやネズミモチの小さな白い花々の匂いがしてくる。

 

ところで、ワインテイスティングではよく白ワインの香りを”白い花”という形容をすることがある。アカシア、モクレン、オレンジの花、りんごの花、すずらんなど。一度、友人が「ジャスミンの香り」と形容したら、別の友人が「茶でも飲んどき〜!」といって大笑いしたことある。ジャスミンティーかい?!と思ったけれど、でもやはりジャスミンの花の香りとも形容するのだ。

 

今朝、本屋にでかけたついでに、真ん前に住む友人に電話をしたら、お茶を飲みにおいで!と言われ、ちょこっとだけお邪魔してきた。とても素敵なテラス。毎年バラがいっぱいだったが、今年はジャスミンでいっぱいだった。

 

 

そして、あっという間に夏に突入だあ。

 

風薫る空手着干さるる皆デカイ

目に青葉学年末のピッツァータ

夏までに塗ってやせようセルライト

初夏の風蚊遣り火運び息できぬ

夏休み何すりゃいいんだ三ヶ月

ミラノの日常 第2弾

作者:ミラノのそふぃあ

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで19年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

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