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ミラノの日常 第2弾

1年以上
連翹と書いて「れんぎょう」と読む。 
画像をみれば、あ~あの花か・・・と思う人も多いだろう。 



今日3月17日の花は『連翹』。 

花言葉は『希望』。 

この時期、普段だと連翹は既に満開なのだが、今年は、やはり寒いのか?まだまだつぼみの段階。 

連翹は、モクセイ科レンギョウ属。ちなみに、クリスマスのオーナメントによく使われるヒイラギもモクセイ科。英名はゴールデンベル。たしかに、黄色い 4 弁の花が鈴のようにたくさんついており、それが固まると、レモン色が黄金のように見える。 

ところで、4月2日は、彫刻家・詩人の高村光太郎(1883年 - 1956年)の命日で、これを「連翹忌」とも呼ぶのだそうだ。これは、高村が生前好んだ花が連翹であり、彼の告別式で棺の上にその一枝が置かれていたことに由来するからだという。 

その時、学生の頃読んだ光太郎の死で『レモン』に関するものがあったことを思い出した。高村光太郎は、東京出身だが、私の父の出身地、岩手県花巻市に疎開しており、そこに7年生活していた。今でも『高村山荘』というのが残っており、子供の頃、そこを見にいったことがある。(そして、十和田湖畔に立つブロンズ像「乙女の像」が彼の作品だったと今になって知った。) 

山荘内のトイレ・厠に「光」という文字の明かり取りがあったのが、『光』という形で光が入ってくるとは、非常に印象的だった。そしてなぜか、後に読んだ、(下記参照)「レモン哀歌」は、私の中で,モノクロな背景の中に,レモンだけが色をもっている唯一のものに思えたものだ。 

レモン哀歌 
             高村光太郎 

そんなにもあなたはレモンを待つてゐた 
かなしく白いあかるい死の床で 
私の手からとつた一つのレモンを 
あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ 
トパアズいろの香気が立つ 
その数滴の天のものなるレモンの汁は 
ぱつとあなたの意識を正常にした 
あなたの青く澄んだ眼がかすかに笑ふ 
わたしの手を握るあなたの力の健康さよ 
あなたの咽喉に嵐はあるが 
かういふ命の瀬戸ぎはに 
智恵子はもとの智恵子となり 
生涯の愛を一瞬にかたむけた 
それからひと時 
昔山巓でしたやうな深呼吸を一つして 
あなたの機関ははそれなり止まつた 
写真の前に挿した桜の花かげに 
すずしく光つレモンを今日も置かう 
「智恵子抄」より


死に逝く智恵子が、求めたレモン。それは「命」の象徴に思えてならない。 

光太郎は、その後、東京のアトリエへ移転し、春はアトリエ前の庭の連翹の花を観賞して創作活動の気分転換をしていたという。 

今日3月17日の花・連翹が、私の中で、なぜかレモンと結びついてしまった。 


1年以上

昨日、3月13日ついに、第266代目のローマ教皇に、アルゼンチン出身のホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿が選出された。 

夜の7時過ぎに、知り合いが滞在していたホテルに書類を届け、外に出ると「パパ様が決まったらしい。」「フマータ・ビアンカが・・・」という声があちこちから聞こえ、携帯電話で生映像チェック。急いで帰らないと・・・・途中スーパーによったり、やるべきことがあり、何度も画像をチェックしながら帰宅。玄関に入ったと同時に、「Habemus Papam」(法皇が選出されました)とアナウンスが入った。声が震えて聞こえたので、この枢機卿様も緊張と感激をしているのね・・と思っていたら、パーキンソンの初期の方なのだと今日知った。 

後から、新教皇・フランシスコ一世登場。 
ちなみにイタリア語では、「フランチェスコ・プリーモ」と呼ばれる。(Francesco Iは北イタリアを支配したオーストリア皇帝フランツ1世と同じ名前。まっ同じフランシスコでも確実にアッシジのフランチェスコのフランチェスコから取っているだろうから、問題ないか!笑) 

ぎりぎりまでテレビの画面に映っていた写真は,細面だったが、あれっ?!同じ人?!と思うような恰幅の良い方。新教皇はあらかじめ用意されていた3つのサイズの白衣の中から自分の体に合うものを選んで身にまとうのだそうだ。ちなみに、名誉教皇・ベネディクト16世就任時の白衣は少し大きく、中から黒い袖が見えていた。(チェック厳しい・・・笑) 

Fratelli e sorelle, 兄弟姉妹の皆さん、ボナ・セーラ!! 
挨拶からして非常に温和な感じを受けた。かつて教皇は教皇冠を受けていたが、ヨハネ・パウロ1世によってこの戴冠式は廃止され、またこの時から、挨拶をされるようになった。その場で「主の祈り」「天使祝詞」「栄光唱」を唱えたのも、初めて。 

アルゼンチンの大司教様であったが、バスで移動し、定期的にスラム街の貧しい人々を訪れ、簡素なアパートに住んで自炊生活をされていたという。 また、今回のコンクラーヴェのためローマに出発する当日、友人たちが彼に靴をプレゼントしたという。履いていた靴が、「非常によい状態とは言えなかった」ため。枢機卿の服装は、いつもは質素だったという。(バチカン・ラジオ参照) 

宗教は嫌い。教会は嫌い。という人は多いが,マザー・テレサを悪くいう人は決していない。信仰というと、理論や概念、観念で捉えがちだが、過酷な現実社会の中で、「キリストの愛のあかし」を身をもって行ってくださる方を、だれが咎めるだろうか。 

「シモン、シモン、サタンはあなたがたを、小麦のようにふるいにかけることを神に願って聞き入れられた。しかし、わたしはあなたのために、信仰が無くならないように祈った。だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい」。(ルカ22:31-32)これが、本来ピエトロ、つまり神の代理人としての教皇が担われた仕事なのではないだろうか? 

「これから司教と民の、愛のうちにすべての教会をまとめるこのローマの教会の歩みを始めましょう。それは兄弟愛と相互信頼の歩みです。いつもわたしたちのため、互いのために祈りましょう。全世界のために祈りましょう。そこに大きな兄弟愛がありますように。」 

「今から祝福をおくりたく思いますが、その前に皆さんにお願いがあります。司教が民を祝福する前に、主がわたしを祝福してくださるように皆さんが祈ってください。それは司教の祝福を願う民の祈りです。沈黙のうちにわたしに対するこの祈りをしてください。」 

今朝は、仕立て屋へ行きましょう・・・というところ、まずは祈りが先。ということで、サンタマリア・マジョーレ教会を訪問。30分の祈りを捧げたそうだ。

私たちに、祈りと共に歩み始めてくださったパーパ・フランチェスコ・プリーモ。「祈りの法は信仰の法」。とても、素朴で優しさ、そして人間味のあふれる感じを受けるのは,私だけではないだろう。 


http://d.hatena.ne.jp/hiroshisj/20130314/1363264618 
http://www.cathoshin.com/2013/03/14/new-pope-cbcj/ 

あの感動をもう一度! 
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=EqXd2ua529U#! 


1年以上
復活祭もあと2週間ちょっと。 
イタリア語でいうイースター・エッグ「Uova di Pasqua」は、スーパーを始め、バールでも売り出し中。 
 

チョコレートだが、中身は空洞で、プラスチックのケースに入って、おもちゃやプレゼントが入っているのが特徴。値段もピンきりだが、やはり安いものは、チョコレートがまずく、お菓子好きの子供達さえも,手をつけない代物もある。 

ところで、この時期、チャリティー企画とし、いろいろな協会がこのイースター・エッグを販売し、収益金を寄付金とすることが多い。手続き上、寄付ということなので、領収書も発行し、各協会側が諸手続きをしなくてはならないのだが・・・。 

というわけで、我々Itamaも参加している、系列の非営利団体である外国人女性向けのイタリア語学校で構成されている協会、Mamme in rete, Intrecci di scuoleも収益活動が必要となり、この卵を寄付という形で協力していただくことになった。 

ボランティア団体が,お金を稼ぐのはおかしいと思われるかもしれないが,ボランティア団体は、あくまでも無報酬であるが、組織運営維持の為収益を必要とし、また、利益(資金を提供した人(会費を支払った・寄付をした等)」を配分するのではなく、もう一度次の活動に使うので『非営利』ということになる。 

ところで、我々Itamaのノルマを指定され、さて、どうやって寄付を募るのか・・となった。手分けし、友人・知人、ご近所さん、教会などにも声をかけることにした。スタッフが当てにしていた教会からは、教会前での活動を拒否されたという。あらっなんでItamaの学校裏にあるパロッキアに一番にきかないのよ・・・ということになり、それなら私が・・・と主任司祭に電話をしたら,快く引き受けてくださった。ただし、次の日曜日(既に過ぎた)は別の団体がやってくるので、間を空けて24日の『枝の主日』にはどうか?ときかれた。あいにく個人的に、24日の「枝の主日」は日本人ミサがあるので、私は参加できないが、他のメンバーでやってみるか・・・ということにした。 

が、なんてことはない。24日を待つ前に、身内でなんとかなりそうな見通しになってきた。とはいえ、地元パロッキアの理解と協力は、捨てがたい。コンタクトは必ずとり続けたほうがよい、とスタッフにアドバイス。なんといってもホームグラウンドに根ざし、宗教関係なく,理解と協力を得ることは大切。そういう意味じゃ教会の存在は大きい。 

先日教会では、病院の団体がチョコレートの販売活動をしていた。また、家の前にある病院内でも、やはりイースター・エッグが販売されていた。そして、近所の私立の学校では、ルーマニアの子供を支援する団体が・・以前はなんとか症候群という聞いたことのない病気を支援する団体をサポートしていたこともあった。 

単に寄付をお願いします。となると難しいが,いずれにしても、この時期,イースター・エッグを購入する家庭も多いから,目的意識のある買い物だと,誰もが手を差し伸べやすいのかもしれない。 

我が家も2つ購入した。一つは我が家に。一つは、24日の「枝の主日」の日本人ミサのために。 

http://www.intreccidiscuole.org/ 
http://www.italianopermamme.org/index.php?option=com_content&view=article&id=52:uova-di-cioccolato&catid=37:anno-2013&Itemid=161 


    1年以上

    長男の高校合格通知がメールで来た。 
    まだ、卒業試験は残っているが,これで一安心。 

    理科系の高校へ行くことになるが、古典課はラテン語は必須だが、、理数課高校は100%の学校のカリキュラムに入っているというわけではないが殆どのところが勉強する。長男のところも必須。 

    そして、長女が中学生の頃は、なかったが、数年前から長男の中学では、希望者対象に有料でラテン語のクラスが開講となった。長女はプライベートで中3の後半からラテン語を習わせていたので、高校に入ってスムーズにスタートした。(はじめだけ!)・・・というわけで、先週から長男のラテン語学習が週1、12回コースで始まった。結構面白い!といっているので、安心。(これまたはじめだけ?!) 

    そのラテン語とはイタリア半島発祥の印欧語族に属する言語。 
    元々は古代ローマ共和国の公用語として広く普及した古代言語であるが、西ローマ帝国滅亡後、ラテン語はローマ文化圏の古典文学を伝承する重要な役をはたし、勢力を伸ばすキリスト教会を通してカトリック教会の公用語としてヨーロッパ各地へ広まり、祭祀宗教用語として使用されるようになると、中世には、中世ラテン語として成長した。 

    ルネッサンスを迎えて、自然科学・人文科学・哲学のための知識階級の言語となる。さらにラテン語は、読書き主体の文献言語や学術用語として近世のヨーロッパまで発展存続。現在もバチカンの公用語であるが、ラテン語の文章は、日常ではほとんど使われなくなったとはいえる。しかし、各種学会・医学・自然科学・数学・哲学・工業技術など各専門知識分野では、世界共通の学名としてラテン語名を付けて公表する伝統があり、新発見をラテン語の学術論文として発表するなど、根強く用いられ続けている。(Wikipedia参照) 

    長女の高校見学のときに、「なぜ今時,ラテン語、ギリシャ語を学ぶ必要があるのですか?」と質問する親がおり、目が点になった。我々日本人がいうならともかく、だいだい古典課高校とは、ラテン語・ギリシャ語を学んできた高校。だったら、なぜ見学に来たの?と聞きたいくらいだった。笑 

    古典課高校では、始めの2年間にラテン語・ギリシャ語の文法を学び、残りの3年で文学を読み、どちらかというと読解の勉強。先日,友人から漫画・『テルマエ・ロマノ』を借りてきているが、古代ローマ人のルシウス・モデストゥス(本来なら『ルキウス』という発音になるはずだが、『輝く』と『謙虚な』という言葉が由来)の会話がラテン語になっており,非常に興味深い。 

    ラテン語といっても、古代ラテン語と中世ラテン語があるそうで、イタリアの高校で学ぶラテン語は中世ラテン語。『テルマエ・ロマエ』というのは、古代ラテン語。なので、長女が始めてこのタイトルを見たとき、『テルメ・ロメ』の間違いだよ、といった長女は一理あるのだ。ちなみに、映画では、中世以降カトリックのキリスト教会で使われている中世ラテン語(つまり現在のヴァチカンでも!)の発音なのだそうだ。 

    ところで、今日(3月12日夕方)からついに新教皇が選出されるコンクラーヴェが始まった。生中継でずっと見ていたが、枢機卿団がシスティーナ礼拝堂に到着すると、枢機卿は一人ずつ福音書に手を置き、宣誓を行った。 

    Et ego XXXX(名前) Cardinalis spondeo, voveo ac iuro. 
    私、枢機卿XXXは、約束し、これを義務として負うことを誓います。 

    Sic me Deus adiuvet et haec Sancta Dei Evangelia, quae manu mea tango 
    (福音書の上に手を置いて)神と今、手を置く福音書が私を守ってくださいますように。 

    その後、Extra omnes!「全員退場!」と有権枢機卿以外は皆退出させられた。いよいよだ・・・ 

    ちなみに60年代まで教会のミサはラテン語で行われており、日本語でも『教会ラテン語』の本は沢山でている。40歳でフランス語をかじったが挫折。ラテン語・・・興味はありつつ、やっぱりだめだろうね~。

    1年以上

    愛にあふれた人は、愛にあふれた世界に住む。 
    敵対的な人は、敵対的な世界に住む。 
    あなたが出会う人は、あなたの鏡。byケン・ケイエス・ジュニア 

    人に腹を立てるのは、その人に自分の姿を見るから、と指摘される方がいらした。 自分自身がまだまだというか、人間みな未熟だから、自分のことは棚に上げ、周りの欠点ばかりを見てしまう。まさか、それが自分の欠点とは思いもせずにね・・・・と。 

    ぞっとした。それって『鏡』なの?!と。 

    ぞっとしたといえば・・・ 
    今朝、髪の毛を切ってきた。 
    鏡をみてぞっとした。 
    母にそっくり。ほうれい線が、母や母方の祖母、おじ、おば皆おなじ顔。 
    自分の将来の顔が見えて恐ろしい・・・たらーっ(汗) 
    鏡をみて顔ヨガしないと。 
    http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=RQyfBcnczvA


    ミラノの日常 第2弾

    作者:ミラノのそふぃあ

    ミラノの日常 第2弾

    イタリアに住んで19年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

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