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ミラノの日常 第2弾

242日前

気合を入れ、無理やり心のリセットをして、日本を発ったにもかかわらず、再び香港へ〜。

 

成田空港でチェックインの際、すでに30分遅れ、と言われていたが、それほど気にしていなかった。いつものことだが,搭乗し新聞を読み始め、そのまま爆睡。2時間遅れの出発だったという。そこで、もしや、台風でシグナルなんちゃらかんたらが発動したのでは...と頭をよぎった。

 

香港空港到着後、すぐに係員に呼び出され、ミラノ行きの飛行機がキャセンルしたことを知った。案の定、台風だ。しかも巨大台風「ハト」が猛威をふるい、マカオでは8人死亡、香港空港で480便欠航されたというではないの!


あれれ。海外旅行は沢山しているが、フライトキャンセルははじめての経験。とは言え、ツアーで行程がずれるのとは違う。また、ミラノに戻ったところで、子供たちは始業まで時間はたっぷりあるし、逆にラッキー?! 夜中の1時の便が8時間後の9時に変更。


預けた荷物はそのままでイミグレーションが済んだら、ホテルカウンターに行くよう言われる。身一つで翌朝までホテルで寝て待機というわけだ。朝食を食べている時間がないので、6時にモーニングコールで6時半出発。バウチャーが出るので朝食は各自、空港で、と言われた。至れり尽くせりである。


前回泊まったホテルの隣のホテルで地域的にはよく知っているところ。子どもたちは夜中に空腹を訴えコンビニに出かけた。コンビニといえば、前回、ここ数年帰国しても見つけられなかった、アイスの〈雪見大福〉を香港で見つけ、家族で大喜びしたものだ! 私もおにぎりにありつけた。


熱めのシャワーを浴びて携帯電話もしっかり充電させたが、肝心な私は、緊張で6時前に目が覚めた。ホテルの部屋からヴィクトリア島が曇り空の下に見えた





レセプションに降りると、既にすごい人。慌ててチェックアウトを済まし外に出るとバスに乗る列が出来ていた。観光バス2台。イタリア語もあちこちから聞こえた。なぜかホッとする。

空港へ向かう途中、かなりの数の倒木を見かけ、その台風の強さを伺う。香港は小さい島だから台風が来ても最長12時間で過ぎ去ります。と、前回マカオへ行く時ガイドさんが話していた事を思い出した。とは言え、台風の大きさを示すシグナル8以上は国そのものが止まってしまうのだからすごい。マカオから香港島に戻る時、シグナル8は解除されていたが、海は荒れ、船はあまりにも揺れ、人があちこちで噴水のように吐く光景は恐ろしかった。その度に、音と匂いがし、ずっと鼻呼吸を辞めていたくらいだ。

香港では、忘れられない経験をした。ブルース・リーのお墓参りをしようとしたら、お墓はアメリカだったし、ブルース・リーショップも昨年で閉店。ブルース・リーグッズも買えず。笑

ちなみに空港では、本物そっくり飲茶ストラップを買った。海老ワンタン麺が私の香港の思い出。爆




 

 

 

 

 

 

 

 

 

https://ameblo.jp/sofiamilano/entry-12295346000.html

247日前
 
 
明日の空手の大会に向けてじわじわ緊張してきた。口から思い切り息を吐き出し尽くせば、丹田が落ちて、肝が座る。これを繰り返すことによって心が落ち着くよ、と友人が教えてくれた。えっ息できないじゃん!と思ったが、息を思い切り吐き出せば、鼻から自然と空気が入ってくる。そんなことさえ忘れてしまっている。何事にも動じない精神力、つまり胆力は結局稽古なしでは育たない、とつくづく思う。
 
ところで、以前も書いたことがあるが「禅」は大きく分けて「天台禅」と「達磨禅」に、「達磨禅」は「南禅」と「北禅」に分類され、達磨は「禅」と「拳」を伝えたと言われている。
 
「拳禅一如」という言葉は、「拳」は肉体を意味し、「禅」は精神を意味しているという。体と心は別々のものではないので、偏りなく修養させることで自己を見つめ、自己にある可能性を引き出すことができるという。
 
空手道訓の第2条、
 
空手は己を見つめ、己を正し、己を磨くものである
 
空手の動きは「動」であるが、己を見つめる行為は「静」であり、この「動」と「静」が合わさって自分自身、人生を生きて行くために、技を磨き心を磨く。
 
また、空手道訓第3条の
 
空手は人を倒すものではなく、人を愛し、己に打ち勝つものである
 
は、自分自身に打ち勝つ、自分の心に打ち勝つ。自分勝手なエゴイストは、自分自身に支配されている、つまりその時点で負けていることと同じ。それが「空手」だというのだ。
 
負けず嫌いな私は、人に負けるのが嫌いなのではなく、自分自身に負けるのが何よりも嫌い。自分に課した目標、約束、守りごと、これを目の前にして目をつぶりたくない。
 
子曰く、「己に克ちて礼に復るを仁と為す。一日己に克ちて礼に復れば、天下仁に帰す。仁を為すは己に由る、而して人に由らんや。」
 
自分に打ち勝って礼に立ち返ろうとすることが仁である。一日自分に打ち勝って礼に立ち返ることをすれば、世の中はその人の人徳に帰伏するであろう。仁を実践することは自分(の振る舞い)によるのであって、どうして他人に頼るものであろうか、いやそうではない。
 
体の修行と心の修行は常に一緒。奥が深いわ〜

 

248日前

 
毎年、ミラノへ戻る10日〜2週間くらいになると、必ず始まる心のザワザワ感。あれは、なんなのだろう。
 
プチ鬱。何か重い。そして、寂寥感。高齢化した両親への思い。また現実逃避していた子供たちの始業までにやるべきこと。実生活に戻る前の、気持ちの入れ替えに、かかるプレッシャーが年々重くなるのだ。
 
それが、今回ない。いやいや、ないのではなくごまかしもあるが、その前の空手の全国大会への緊張があまりにも大きい。平常心、平常心...。
 
集中稽古2日目。神奈川県立武道館で行われた。
 
 
ここは、昨年はまった誉田哲也氏著書・小説「武士道」シリーズで、第1巻の物語がスタートした場所。主人公の剣道エリートの香織と早苗が出会う横浜市民秋期剣道大会が、この神奈川県立武道館で行われたという設定。しかも我々の練習場は剣道室だった。感動!!  
 
 
総勢19名。(この日は2名欠席)各自思い切りスペースを使って練習ができた。しかも4時間レンタル!
 
初日は、全体としては1ヶ月ぶりの稽古であったので、体慣らしをし、2日目は感覚を戻す日であった。個人型、親子型、組手と試合形式に進めていく。
 
注意されることは常に一緒。一つ直れば、べつの癖が出てくる。そこを直せば、また別の直ったところが再度できない。私のノートは、同じことばかり書かれている。最低限気を付けるところだけ、色ペンでマーク。
 
そして、ついに集中稽古3日目。最後の調整。大会が行われる横浜文化体育館の敷地内にある施設で稽古。
 
試合に負けると、ああすべきだった、こうすべきだったと思いがちだが、まだ始まってないからね。イタリア本部は、帯の色より2色上の帯の実力。実際大会でも負けてない。...と師範。もうここまで来ると、精神面で自分自身に負けないようイメージトレーニングも大切。
 
勝ち負け、先を考えず、一本一本丁寧に打つこと。確かにそうだ。早く打てば、技も小さくなりがちで、忙しない。
 
平常心。
 
明鏡止水のごとく心穏やかに試合に臨みたい。
 
 
 
 

249日前

 

 

 

美幸って、知っとる? この町のどこか夜ごと語られるは彼女にまつわる黒い噂──。町で評判のちょっと艶っぽいイイ女。雀荘のバイトでオヤジをコロがし、年の差婚をしたかと思えば、料理教室で姐御肌。ダンナの保険金を手に入れたら、あっという間に高級クラブの売れっ子ママに。キナ臭い話は数知れず、泣いた男も星の数――。美幸って、いったい何者? 愛と悲哀と欲望渦巻く人々を描く、奥田節爆裂の長編小説。

 

好きな作家の作品はとことん読む癖があり、数年前よく読んでいたが、この夏も彼の著書を図書館で借りまくった。(そのうち2冊は既に読んでいた!)

 

非常に面白い作品で、美幸と呼ばれる噂の女が主人公の連続短編集。なんか実際に有り得そうと思い、検索してみたら、モデルがあるというではないか! それは、2008年に発覚した結婚詐欺・連続不審死事件、いわゆる首都圏連続不審死事件と呼ばれていたものだ。

 

犯人は木嶋何とか...あれれ?見覚えのある顔! そうだ! 練炭女だ。当時、mixiでやたらあるお友達との話題で盛り上がった事件だった。

 

きっと、桐野夏生女史あたりが小説にしてくれるであろうと思っていたら大好きな奥田英朗氏が小説にしていた!! 感動。敢えて結末が書かれていない短編で、事件が続いていく作風。

 

ある年代まで非常に地味な人生が、一転派手になる。そういう人いるいる〜。そして、彼女にまつわる噂...。

 

人の噂は何日だったっけ? けれど、噂には必ず尾ひれがつく。そして、人はなぜか他人様の噂が好き...怖い怖い。

 

そして、木村なんとかもブログを書いていたが、ブログ人格なるものもあり、自分を想像上の?または自分を大きく書く人もいることだろう。そして、他人が持つ人のイメージ。

 

私も、魔女だ、メドゥーサだと言わて、大笑いしたことがある。

 

噂を信じちゃいけないよ。私の心はうぶなのさ。いつでも楽しい夢を見て、生きているのが好きなのさ....

 

噂の女....蒸発した美幸(あれれ、結末言っちゃった!)のその後が気になってどうにも止まらない。爆

 

 

251日前
 

 

 

8月20日、横浜で所属している琉球少林流空手道「月心会」の全国大会が行われる。

 

その日のために稽古を続けて来た。暑い日本の夏の体育館での大会。それをシュミレートして、熱波のミラノでも稽古してきた。

 

日本に帰国し、おや? 梅雨あけしてるんですよね? といった天候が続いている。

 

今回は、例年とは違う支部での稽古にあずかることが出来た。師範、指導者が変わると道場の雰囲気も変わる。注意されることは、常に同じだが、今までできなかったこと、理解し切れてなかったことが、アプローチや説明によって、目から鱗、ということもあった。

 

また、子供たちは組手の特別稽古にも参加させて頂いた。普段は自分に甘く、辛いことから逃げがちの彼ら。たった一度、2時間の稽古であったが、自分と闘わざるを得ない機会だった。次男に関しては、痛いのやら辛いのやらで、泣きながらやっていた。普段、そこが足りなかった。

 

勝つことだけが全てではない。勝ちたければ他へ行けばいい。負けてもそこから乗り越える。それが「心の空手道」。

 

勝ち続けることは不可能。ボルトさえ負けたのだから。けれど、負けても、次へ繋ぐ事が大切だとしみじみ思った。

 

そして、ついに大会を4日後に控え、21名中20名が集まり、集中稽古が始まった。

 

一気に緊張感が高まってきた。体が硬い! と言われる。平常心で当日を迎えられるように。

 

画像はイタリア本部のオフィシャルバッグ。

 

もともと氷の塊を運ぶためのバッグとして発売されたというL.L.Beanの定番トート。24オンスのキャンバス地は流石に思いが、組手の道具も釵を入れても問題なし。クタクタになるまで使い込みたい。いや、その前に私がクタクタ?! 爆

 

 

 

ミラノの日常 第2弾

作者:ミラノのそふぃあ

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで19年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

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