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ミラノの日常 第2弾

42日前

 
 
今年に入り、あまりにも慌ただしい日々を送っており、日時の感覚さえ全くない。そして、気づくといつでもどこでも構わずウトウトしてしまう。

「眠れる森の美女」は、最後に王子が見つけ出してくれて、キスをされると目を覚まし、王子を見染め、幸せに暮らしました...とハッピーエンドとなるが、「居眠りの昔美女」(自分で言うな!爆)は下手したら、瞼に目をいたずら描きをされてしまうかもしれぬ。それじゃあ単なる酔っ払いと変わらないではないか! と自虐ギャグは置いておき、常に動いていないと寝てしまう私。立春を過ぎてもまだまだ寒いミラノ、キーンと目がさめる中、歩いてメルカートへ出かけてきた。

普段よりも早い時間に出かけたので、人混みは避けられた。野菜や雑貨類を買い、さっさと帰ろうとしたら、お花屋さんの前で足が止まった。あった!!

先日たまたま4年前の自分のブログを読み返していたら、ヒヤシンスの花が咲いた、とあった。

>ところで昨日、ヒヤシンスが花を咲かせた。 
.....うっすらいい香りが部屋の中に満ち渡る。人の心を癒すような不思議な香りに満ちている。それは、香水とはまた違う。


ずっとその香りが脳裏に焼き付いており、お花屋さんでヒヤシンスを見つけた途端に、買い!と思った。でも買うなら「白」

先日2月7日の誕生花はヒヤシンスで、花言葉は「悲しみ」「悲哀」「初恋のひたむきさ」「悲しみを超えた愛」だった。あれっそうだったっけ?調べてみると、それは紫色のヒヤシンス。

ちなみに白いヒヤシンスの花言葉は、「控えめな愛らしさ」「心静かな愛」である。深くて静かで穏やかなエネルギーに満ちた愛を感じる。愛は感情の延長線上にあるという。若い時は、情熱的な、あえて不安定な愛のエネルギーに惹かれたものだが、温かな安定したエネルギーに包まれたくなる。ああ、私は忙しすぎるのね。

余談だが、ヒヤシンスの属名の学名は「Hyacinthus (ヒヤシンサス)」。ギリシャ神話の美少年ヒュアキントス(Hyakinthos)の名前に由来するという。美少年ヒュアキントスは、太陽神アポロン(医学の神)と西風の神ゼビュロスに愛されていた。が、当のヒュアキントスは移り気な西風の神ゼビュロスよりも太陽神アポロンに心引かれていた。
 
ある日、ヒュアキントスとアポロンが円盤投をしていると、その親しげな様子をみたゼピュロスが嫉妬して意地悪な風を起こし、円盤の軌道が変わり、ヒュアキントスの額に円盤が当たり、大量の血を流し死んでしまったという。(!)ヒュアキントスの血から紫色のヒヤシンスの花が咲いという。そして太陽神アポロンが、その花を見てて「アイ、アイ(悲し、悲し)」と嘆いたことから、ヒヤシンスは悲しみのシンボルだと言われるようになったという。

また、ヒヤシンスの原産地は地中海東部沿岸からイラン、トルクメニスタン付近。16世紀にイタリアを経てヨーロッパに伝わり、その後の改良により2つの系統(ダッチヒヤシンスとローマンヒヤシンス)ができ、日本には1863年に渡来し、一般に栽培されるようになったのは、それこそ大正時代からだという。和風名は風信子。香りが風に運ばれてくることから名付けられたという。

白いヒヤシンスに関し、花言葉を英語で探していたら、上記「控えめな愛らしさ」や「心静かな愛」の他に「loveliness(愛らしい)」「I’ll pray for you(あなたのために祈ります)」があった。

心静かな愛...こくり、こくりとする居眠りは意外に疲れが取れ、気持ちの良いもの。居眠りしながらパワーも愛のエネルギーも蓄積されていったらいいなあ。(あまりにもぐうたらか!苦笑)

ヒヤシンスが白い花を咲かせる日を、楽しみにしている。

http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-11455549165.html

44日前

 
イタリアの学校の申し込みが一斉にオンラインになり、かれこれ4、5年になるだろうか?

まずは、レジストレーション。申し込みの窓口である教育・大学・研究省(Ministero dell’Istruzione, dell’Universita e della Ricerca,  略称”MIUR") のサイトを通じ保護者一人のデータを登録し、その後、パスワード登録。それから改めて登録者名がきて、初めて学校の申し込みができる。なんでもフライングになるくらい、やるぞ!と決めたら行動が早い私。長男、次男の学校申し込みの申し込み初日0時になるとすぐに送付したものよ。

ところで、来年度2017/2018年度に関しては、我が家には直接進級に関わる子供がいなかったため、特に注意をしていなかったが、申し込みは、1月から始まっており、去る6日の20時に終了していた。また、震災のあった地域は2月13日から3月7日まで延長されていたようだ。

日本だと高校進学は、97%を超えており、もう義務教育にしちゃったっていいんじゃないの?とさえ思えてしまうが、イタリアの場合はまだまだである。すでに発表された、進学の申し込みの傾向によると、高校進学を希望する学生が54.6%に伸びたという。Istituto Tecnicoと呼ばれる、いわゆる技芸、学術、職業方面の専門学校が30.3%、その他専門学校が15.1%だという。
 
その中で、高校進学希望者は昨年度の53.1%から1.5%上昇。そのうち、ギリシャ語とラテン語を含む古典課が6.1%から6.6%へと上昇。理数系に関しても24%から25%へ上昇。
 
ただ、言えるのは、イタリアの高校は入るのは、簡単だが、出るのが非常に難しい。イタリア人でさえ5年でストレートで出られない人がかなりいるので、外国人である我が子たちは一度くらい留年は仕方ない、と思っていたものの、長男に2年も続けてやられてしまうと思わず気も遠くなる。しっかりしてくれー!!入学時は親子で志も高かったが、もう成績がクラス一悪くてもいいので、とりあえずあと2年で卒業してくれ〜〜と思うもの。
 
それでも、高校を卒業し、大学へ進学すると、嘘のように勉強するようになったという子供の話をよく耳にする。長女とて同様。勉強の鬼と化した!笑
 
ってことは、イタリアの高校の制度がおかしいのか???
 
とはいえ、「郷に入れば郷に従え」でどうしようもないこともある。
 
今年の9月から中3になる次男。来年の今頃は、どこか高校に申し込みしているはずだ。
 
申し込みでフライングしないスタートフォームを習得しておかないと!苦笑

46日前
この時期になるとメルカートやスーパーに出ている赤い野菜。トレヴィザーノ。
 
赤いレタスのような白菜のような、なんなのだろう?と思っていたら、キク科の植物でチコリやエンダイブと同じ仲間。

それにしても、目に鮮やか、そして苦味がある。けれど、一度食べると病みつきになってしまうのだ。日本でもウド、ふきのとう、たらの芽など「春は苦味」と昔から言われている。

トレヴィザーノの効能は、チコリ同様、チコリ特有の成分としてチコリ酸を含み、強肝作用、解毒作用、消化促進作用があり、新鮮で生命力が漲った春野菜で、デトックスに最適!旬の恵みは、自然の摂理にかなった食材なのだ!

カリウムが豊富で、それはキャベツの1.5倍。体内のナトリウムの排出を促し、血圧を効果させる働きがある。食事が不規則な方や塩分を摂りすぎで高血圧の方にオススメ。また、活性酸素を除去する抗酸化作用も含まれており、アンチエイジングにはこれまた最適。

トレヴィザーノにも数種類、種類があるが、よく購入するのがこちら。



普通にサラダとして食しても良いし、個人的には半分に切ってオーブンに並べ、塩胡椒、オリーブオイルをかけて焼くグリルが大好き。ソテーでも美味。

今日はタルディーボと呼ばれる葉の先が細くてくるりとカールしているものを購入。
 
 
少し高めだが、最近やっと値段が下がってきた。ちなみに2つで3ユーロちょっとだった。ある程度畑で育ってから収穫しその後水耕栽培することにより、この濃い赤い色を出しているようだ。歯ごたえがあって、上記トレヴィーゾと同じように食しても良いが、私はスカモルツァチーズをいれたリゾットが好き。というわけで、今晩はリゾットを作ってみた。スカモルツァではなく、ゴルゴンゾーラをいれてみても美味。ワイン好きにはたまりません!

ちなみに、日本では、福井県のワトム農園さんがタルディーボを生産されているよう。要チェック! 
http://watom.net/cp-bin/blog/


http://ameblo.jp/sofiamilano/entry-11191135713.html
 
 
47日前
 
今日2月5日、イタリアは第39回 "Giornata per la vita" 「命の記念日」と呼ばれる日であった。

「命の記念日」は、1978年にイタリアにおいて「中絶法」が施行されたことに反対を表明するために生まれ、2月の第1曜日と制定された。

妊娠中絶についての生命倫理学的議論に関しては、中絶を禁止すべきとする保守的立場、中絶は自由に行えるとするリベラル派、中絶に関し全称肯定も全称否定もしないという中間派の三つがあり、それぞれの主張を聞くが、生存権をはじめとして胎児の道徳的権利の考慮はどこにあり、母親として女性の権利だけが帰結となると、やはり首を傾げてしまう。自分がやむを得ない状況にならない限り、下手な意見を言うのもどうなのだろう?と躊躇しがちだが、感情的になる人々を見ると、意見を言う前に引いてしまうものがあった。

ところで、昨年11月の「王たるキリスト」の主日に、「いつくしみの特別聖年」の扉が閉じられたが、パパ様は「神のいつくしみが及ばないところはない」として、これまで何世紀もの間「教会からの破門」という大罪とされてきた「堕胎」、つまり「人口妊娠中絶」について、「司祭に告解をすれば、女性も執刀医も赦される」という革命的布告を出された。

カトリックの国である、イタリアでは中絶法が施行されて以来、2015年には9万7千人の女性が公立病院で中絶手術を受けているという。けれど、カトリックの教えの影響を受け、産婦人科医の70%が、「良心による手術拒否」をしているという矛盾もある。こうした状況にある以上、パパ様の布告(決して、堕胎を認めたわけではないが)はどれほど多くのカトリック女性信者の救いになるだろうか。

話は戻るが、今年の「命の記念日」のテーマは、昨年9月に聖人に列聖された「カルカッタの聖マザー•テレサが残した跡の命の女性と男性たち」と言うものだった。

記念日に先立ち、先週金曜日の夜に、ミラノでは、私のパロッキア(教区教会)にPIME(ミラノ外国宣教会)が出版しているアジアニュースの編集長である司祭、ベルナルド神父をお招きし、マザーとの出会いやインドでの活動を紹介していただいた。

聖人になる以前から聖人同様の姿であったという。マザーは、世間から見捨てられた、貧しい人や、孤児、ホームレスなどそのまま死んでいこうとする人々を見捨てないでいた。彼女は、時間があれば、祈りを捧げ、多くを語らない人だった、とベルナルド神父様。

>(イエス)は、捨てられた人や、孤児、病人、死にかけている人の中にいらっしゃるのです。

 

>カルカッタには約 40 万人位の路上生活者がいる。なぜ、瀕死の人をホーム(死を待つ人の 家)に受け入れるのか?という問いに対し、「まず何よりも、いらない人ではない(必要な人)と感じ取ってもらいたいのです。この

人たちを大事に思っている人がいるのだと知ってもらいたい。まだ生きていなければな らない数時間のあいだに、人間からも、神からも大事に思われているのだと知ってもら いたい。」

そして

 

>「この世の最大の不幸は、貧しさや病ではない。むしろ、そのことによって見捨てられ、 誰からも自分は必要とされていないと感じることである。」 

 

放っておけば死んでしまいそうな人たちを、見捨てず、逆に生きていく自信を与える、という行為。それは相手を「一人のかけがえのない人間」として認め、尊重し、勇気や希望を与えることだろう。そこで、初めて生きるべき「命」とは?という原点を考えるようになるわけだ。


また、パパ様曰く、神の夢は、子供と祖父母の世話の中で、実現される、という。子供達は前進を促す未来であり、力である。そしてそれは希望である。また、祖父母達は、信仰を伝える家族の記憶である、と付け加えられた。

講演会では、論点が「中絶」に触れると、どうも感情的になる意見も出たり、ぴりぴりとした空気もあったが、マザーテレサの働きの源泉を考えるとき、まずは彼女の愛唱聖句を思い出さないわけにはいかない。
「生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです」。(ガラテヤ 2:20) 

 

単なる福祉事業や慈善運動と捉えるのではなく、祈りをもって、またイエスの模範に従い、神に自分たちのすべてを捧げようとする姿にただただ心を打たれた。

 

また、1981年に日本を訪れた際、ショッキングなことを口にされた。

 

> 「日本に来てその繁栄ぶりに驚きました。日本人は物質的に本当に豊かな国です。しかし、 町を歩いて気がついたのは、日本の多くの人は弱い人、貧しい人に無関心です。物質的に 貧しい人は他の貧しい人を助けます。精神的には大変豊かな人たちです。物質的に豊かな 多くの人は他人に無関心です。精神的に貧しい人たちです。愛の反対は憎しみとおもうか もしれませんが、実は無関心なのです。 憎む対象にすらならない無関心なのです。」

 

これは今や、世界中で起きていること。いきなり世界を救うことはできないが、少なくともみじかな人に笑顔で接し、心の通じる生活をしたいものである。

 

 

 

48日前

 
 
今日2月4日は立春だった。二十四節気の第一節気で、旧暦では一年の始まりとされていた日。
 
子供達がまだ小さい時は、1日前の3日に豆まきをし、恵方巻きを食べていたが、すっかりそういったこともしなくなってしまった。
 
ところで、子供の頃、梅というと、白か赤か?と単純に2色と思い込んでいたが、実はその花の色合いは非常に豊富。つやのある明るい紅色は「本紅」であり、つぼみはピンクで、咲くと白い色になる花は「うつり白」と言われる。反対に白から紅色になる「うつり紅」というのもあるそうで、長い厳しい冬の寒さに耐えた花の辛抱強さと凛々しさと、またその可憐さがなんとも言えない。
 
ところで、平安時代以降現在に至るまで「花見」というと「桜」さすが、奈良時代、そして万葉集ではよく「梅」が歌われていた。ちなみに、万葉集で「萩」に次いで多く、119首に詠まれているという。
 
春されば まづ咲くやどの 梅の花 独り見つつや 春日暮らさむ by山上憶良
 
我が苑に 梅の花散る ひさかたの 天より雪の ながれくるかも by大伴旅人 
 
 
 

ミラノの日常 第2弾

作者:ミラノのそふぃあ

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで19年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

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