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パドヴァのとっておき。

1年以上
昨年、ヴェネツィアでの撮影のお手伝いをさせていただきました。

NHK Eテレ 「SWITHインタビュー達人達(たち)」1月16日(土)22時より1時間の番組で放映されます。

全く違う業界で活躍する2人のトップ=達人達(たち)にスポットを当て、対談を行う内容です。この度は、ヴェネツィアのムラノ島にて、ガラスアーティストとして活躍する土田康彦氏と、兵庫県三田で大人気の菓子店「エスコヤマ」のオーナーシェフ、小山進氏のご出演です。

非常に多彩な思想を持つお二人の、お互いの真に迫るお話も伺え、面白い内容となっていると思います。ぜひご覧ください。

番組の案内はこちら
http://www4.nhk.or.jp/switch-int/x/2016-01-16/31/14551/2037096

出演者お二人の詳細はこちらです。

土田康彦氏HP
http://www.tsuchidayasuhiko.it

小山進氏「eS KOYAMA」HP
http://www.es-koyama.com

ぜひお見逃しなくご覧ください。


1年以上
正式にクリスマスシーズンに幕が閉じた。その日は、エピファニア(Epifania)=公現祭と呼ばれる1月6日。降誕したイエス参りをしたマーギ=東方三博士のイエスへの礼拝を果たした日を祝ったもの。

マーギは、パレスチナのベツレヘムに約900kmかけてイエスの降誕を祝う旅をしたのだとか。当時はラクダに乗っての移動。その最高速度は80km/hというので、イエス降誕から約2週間ほど後の1月6日が、その到着日、となる。

さて、この日をもって、すべてのクリスマス行事を終了する。そして、この1月6日を迎える夜には、ベファーナが子供のいる家庭を1軒1件まわって、甘いお菓子を靴下に入れていく習慣がある。
だから、街中の駄菓子屋さんは、ベファーナ(老婆)の人形やら、お菓子でパンパンになった靴下で軒が飾られる。

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サンタクロースは、イベント的に残るものとして、ベファーナは宗教的に残る行事だ。

この日にイエスのもとに辿りついたマーギ。彼らがイエスの居場所を道中に尋ねた人物が、このベファーナ。ベファーナはこの時に素っ気ない返事をして三人を追いやったものの、その後に自分もイエスのご加護を肖ろう、と三人のマーギの後を追うが時や遅し。仕方がないので、生まれたばかりの赤ん坊のいる家を一軒ずつ廻り、それがイエスであることを願いながら、甘いお菓子を置いていった、と言われる伝説から。

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なので、子供達は、1月5日の夜寝る際には、枕元に靴下を仕掛けておいて眠りにつく。いい子にしていた子供には、甘いお菓子が、悪い子になっていた子供には、お菓子の代わりに真っ黒な墨(カルボーネ)を置かれる、ということになっていて、目覚めた時に、ドキドキしながら靴下を開けることとなる。

駄菓子屋では、ジョークで、ゴツゴツとした墨の駄菓子も売っているし、ピンクや赤や黄色のカラフルなものも置いていたりする。ただし、黄色い墨は良い意味だそうだ。

パドヴァでは、この日に広場に仕掛けられた大きな焚き木に火をつける習慣がある。そして、この焚き木の上には、この日の象徴であるベファーナが仕掛けられる。

これは、”Brusa la Vecia(ブルーサ・ラ・ヴェーチャ”と呼ばれ、brusaはbruciare(ブルッチャーレ=燃やす)のヴェネト弁、veciaはvecchia(ヴェッキア=老婆)の、これまたヴェネト弁。veciaはここではベファーナを指すので、仕掛けられた焚き木の上のベファーナを燃やすこと、という意味。

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これも新年の、パドヴァの大きな広場プラート・デッラ・ヴァッレでの恒例イベント。

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午後からのイベントに向けて、多くの人、家族連れで賑わう。

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夕方5時に、点火。なんだか、可哀想なぐらいに、勢い良くあっという間に燃えてしまったベファーナ…

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これを燃やして燃やした炎の向きで今年一年の運勢を占い、また、健やかな一年を願う意味が込められている。北東方面に炎が上がると幸運の印、と言われている。今年はそちらに方向が向いたようで、2016年もよき年になるだろう。

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しばらくして、アックア・サンタ(聖水)の意味も込められた、消防車からの放水にて火はゆっくりと鎮火する。

ようやく、これで冬の大イベントがすべて終了。街のナターレ用のバンカレッレ(屋台)も、大きなクリスマスツリーも全て撤去される。そして、一年の本格的スタート。

街はエピファニア前日から始まったバーゲンセールでしばらくは、違う意味で活気づく。

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そして、続くはカーニヴァルの季節がやってくる…


1年以上
年が明けた初日は、快晴の1日。

チェノーネと呼ばれる、12月31日の外食は避けて、新年初日のお昼を外で食べようか、と計画していた通りに、少々遅く起きた元旦の昼前、夫と娘とで郊外へ出かけた。

行く先は、パドヴァを少しだけ北上した、トレヴィーゾとヴィツェンツァの境目あたり。モンティチェッロという、自転車好きにはたまらない山道の続く、自然たっぷりの場所。近くは、プロセッコの産地であるヴァルポリチェッラを控え、この土地に恵みを与えるピアーヴェ川が流れる。

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ある程度目星をつけておいたアグリトゥーリズモを探しながら、気づいたら、なんだかすごい山道に迷い込み…新年早々、家族で迷子。ナビに頼らずに動いたおかげで、この山の端から端までをドライブできた、ということにて。

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途中でロバやら馬やら羊やらを横目にしながら…

ようやく広い道路に出たところで運良く開いているオステリアを発見。

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なかなかいい感じの外観にて、これを逃したらお昼抜き、という思いもあって、即、入店。アルピーニ(山岳隊)のオステリアというセコンド・ネームを持つこの宿場のようなオステリア。ここら辺一帯は第一次大戦の激戦区でもある。

新年早々、新年の特別メニューではなくて、普通のメニューが食べられるのは、嬉しいこと。

定番ヴェネト料理にて、新年の第1食目。

ヴェネト風パスタ・エ・ファジョーリ。

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きのこのタリアテッレ。キオディーニの産地でもあり、秋にはきのこ狩りの人たちが集まる一帯でもある。

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サルチッシャはポレンタを添えて。

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トミーノは鉄板焼きにて熱々で。トレヴィーゾ産ラディッキオがたっぷり。

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地元のプロセッコは、泡なし。これもプロセッコというのかな…その名も、そのままトランクイッロ(Il Tranquillo)。いわゆる”フェルモ=発泡でないワイン”のことを指して名付けたもの。

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新年のよいスタート。

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1年以上
新年が明けました。
昨年はたくさんの、本当にたくさんの方と様々なシーンで出会う機会があり、よい経験をした一年でした。

昨年末は、ナターレには親戚一同が集まる恒例に、いつも通りに参加。総勢20名弱になる大きなテーブルを通年通りに囲めました。
昨年夏に他界した義母を、改めて皆で少々としんみりとした瞬間もありつつ…の数日を過ごし、年末年始はパドヴァにて、夫と娘と3人でひっそりと過ごしました。

年越しには、今年はがんばってお料理をたくさん作りました。今年、仕事やら他での知人等との関わりから、いろいろと食についての関心ごとがさらに増えたこともあり、大げさなことはしませんが、料理の支度を通して、家族の健やかな日常を考えたりしていました。

夕飯の支度をひと段落つけ、娘と暮れ始めた街へ。目的は、聖アントニオ聖堂参り。

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大きなミサが開かれていていましたが、その端で一年を無事に過ごせたことの御礼と、明ける2016年のご挨拶。

そして、カウントダウンは、これも恒例のパドヴァのPrato della Valleにてあがる新年の花火。

夜空にゆらゆらと舞い上がる紙風船にたくさんの想いを託しながら…寒い夜空にあがる花火を観て、新年が明けました。

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昨年中にお世話になった多くの方々、改めて御礼申し上げます。ブログを訪れてくださった方にも、改めまして。

本年も引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。2016年が皆様にとって、家族にとって、そして私自身にとっても素敵な1年となりますように。

少しづつ少しづつ…Hop Step Jump!!

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1年以上
メルカート続きで、こちらも12月に新しくオープンした《メルカート》という名を借りた、新スペース。食材及び書籍などの物販コーナーと、そこから続く飲食スペースの複合型施設。
場所は、トリノ・ポルタ・スーザ駅の脇にある建物を新しく内装したもの。

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2015年5月から10月に開催されたミラノEXPOの際に、ミラノのポルタ・ジェノヴァ近くの旧国鉄敷地内の倉庫を利用してオープンしたものが第1号。

ミラノのものは、かなり大きなスペースであったが、こちら本拠地とはいえ、トリノのものは少々こじんまり。どちらかというと、新しいイートイン&テイクアウト飲食店という感じ。

コンセプトは『ピッコロ・エ・ベッロ(Piccoli è Bello)」。『ささやかなだけに素晴らしい』とでも訳すのだろうか。
地元の小さな生産者・製造者に注目した小さな店舗を集合体としたところから《メルカート》という定義をさせたものと思う。

同施設を特徴づけるのが、《ストリート・フード》コーナー。昨今のイタリアの食業会の流行りともいえるネーム。

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いわゆるここでは、着席せずとも簡単に気軽に食べられるスナック的料理。いわゆるB級グルメ的なものの総称をいうのだが、同施設にては、トラットリア、煮込み料理店、そして、OKONOMIYAKIが登場。SUSHIに次ぐ、日本食のブームになるか…

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この日は訪問した時間が早すぎて、内容がわからなかったけれど…興味深し。

他の店舗は、バール、菓子類、バーガー、ピッツァ、フォカッチャ、サラミとチーズ、エノテカ等。

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そして、イタリア各地の良品や書籍及びグッズなどを販売する物販コーナー。

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店舗の共有スペースの簡易テーブルにて、購入したものを食べることができる。各人が自由に各人のスタイルでこれらの食を楽しめる。

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イタリアにいると意外と食事のシーンというのは限られてくる。軽く食事を…というと、その代名詞はピッツァになり得るのが、それだって、やはりピッツェリアに入って着席して食べるもの。それ以外、もしくは食事時間を逃すと、バールでパニーニを食べるくらいの選択肢しか、ほぼない、という外食事情。

そんななかで、ようやく、こういったフードコート的な、それも、食材のこだわりや、明確なコンセプトのある場所となると、かなり上等。

価格帯だって、オステリアやピッツェリアなどから比べると手頃なところも、いい。

食べたいものを状況に応じて価格帯も考慮しながら自由に選び、しかも食事時間の規制もなく…という日本のような

しかしながら、比較的安価な価格帯にて、信頼のおける場所(人)から質のよい食へのこだわりを調達したい、という今のイタリアの抱える食への問題、関心を形にしたものといえる。これらの新店舗は、新業態の象徴のひとつといえることができるだろう。

近いうちに日本にも出店計画があるらしい。

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メルカート・メトロポリターノ
(Mercato Metropolitano)
Piazza XYIII Dicembre 4, Torino
http://www.mercatometropolitano.it




パドヴァのとっておき。

作者:akishirahama

パドヴァのとっておき。

ヴェネト州パドヴァより、食情報を中心に日々のできごとなどを綴っています。
現地シェフとの料理教室、ヴェネトの知られざるスポットなどへのお伴なども。

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