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パドヴァのとっておき。

1年以上
パドヴァ旧市街地の目ぬき通りに、新店オープン。「Bigoi Padova」。
「ビゴーイ・パドヴァ」と読むが、正しくは「ビーゴリ・パドヴァ(Bigoli Padova)」

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ヴェネトの土地のパスタ、ビーゴリという太いスパゲティ状のパスタ専門店だ。この店の”新しいこと”といえば、

1. 大きい紙コップを器に使い、持ち帰り・立食い推進スタイル---いわゆるパスタのファストフード
2. 一人前たったの5ユーロこっきり---パニーノ以外で5ユーロ以下で終結できる食事

ということ。イタリアならではの食事スタイルからは逸脱した、ここでは結構な画期的店舗だ。

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ファストフードというのが、ハンバーガーはともかくも、イタリアにはもともと少ない。おまけに道端で座って(または立ちながら)食事をする、なんてことはもってのほか、という食事重視型の食習慣のこの国で、こういうスタイルが始まる(または流行る)ことは、ある年齢層以上の方にはカルチャーショックとしかいえない。

おまけにこの低価格。パニーノを食べたって、今やこれくらい払う必要がある。食事というと今までだったら一番手軽なのが、セルフサービススタイルの店だっただろう。好きなものだけをチョイスして、というものだが、これもできたばかりのことは非常に画期的なものであったに違いない。
ましてやこの「一皿5ユーロ」だと、ちょっと軽食を…というときの選択肢のひとつに必ずしや入る価格帯。ようやく分かってくれたか…と思いたいところだが、それもこれも賛否両論。

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※この写真は、「Il Mattino di Padova」からお借りしました。

話しはそれるが、学校給食で経費削減のために、プリモ→セコンド、コントルノという提供スタイルをやめて、一皿盛り(ピアット・ウニコ)にしようとするだけで、保護者からの大反対で騒ぎになるお国柄だ。

平日でも昼食は平日でも家族で囲んでしっかり食べる、という従来スタイルなど、もう都市部ではほぼお見かけしなくなってはいるだろうが、昼食重視型志向もかなり薄らいでいる現れだろう。
パドヴァは大学の街でもあり、若者が街中に溢れている。彼らには、待ってました、とばかりにこんな店に集うのは一目瞭然。いろいろなことを言う人はいるけれど、消費側の選択肢が広がることは、とても良いことだと思う。

おまけに目の前で調理してくれる”アル・モメント”スタイル。作り手が見えるのも、また不気味なものが入っているかもしれない、という不安を持ちながら体に悪いものを食べる、という観念もないことは、非常にポジティブ。

開店初日はオープン時間の12時から店前には長蛇の列。数時間でこの日に用意したパスタが完売してしまう、という盛況ぶり。

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メニューはポモドーロ(トマトソース)、スーゴ(ミートソース)、ペスト・アッラ・ジェノベーゼ(バジリコのソース)の3種から選べる。

東京出店計画もあるらしい。


Bigoi Padova
Via Umberto 1


1年以上
急に寒くなったり暑くなったり…となかなかお天気の安定しないこの頃。

久しぶりに好天、おまけに特別な用事もない土曜日、久しぶりに目的なくパドヴァの街中へ。

天気がよくなると、途端にウキウキとした空気となり、街を歩く人たちの数がグンと増える。

いつもの大好きな街の中心、メルカートのたつ広場から、土曜日恒例のプラート・デッラ・ヴァッレの土曜雑貨市まで。

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週の最もかきいれ時、土曜日の午前中のメルカートはどこも人でいっぱい。お店の前にも番号を持って順番待ちをする人たち。

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今のヴェネトの旬はなんといってもアスパラ。北イタリア特有の太い白アスパラや野性味の旨い緑アスパラ。
そして、ようやくに旬を迎えたヴェネツィアの小さな、一番つぼみのカルチョフィ、カストラウーラや、ブルスカンドリ、オルティーケなどといった春の野草達も露店に並ぶ。

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中心街の通りを歩くと、翌日は結婚式を迎えているのだろう、新婦さんらしき女性とそれを囲む友人たちのフェスタ。

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旧市街地ならではの、しっとりとした落ち着いたパドヴァの風景は、見慣れているとはいえ、その度にハッとしてホッとする場所。

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プラート・デッラ・ヴァッレの雑貨市は、衣類等々にはほぼ興味はないにしろ、一角の花屋さんコーナーは、この季節眩しいほどの鮮やかな花が並ぶ。春から夏にかけての太陽の日差しがよく似合う色合い。

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少し街を歩かない時期があると、あちこちの店舗が閉店し、そしてまた別業態に変わってりまう、非常に移り変わりの激しいこのご時勢。
でも、街の美しさはいつまでも保っていてほしい、と強く思うのです。

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1年以上
小さな区域にびっしりと飲食店が立ち並ぶヴェネツィアの街。老舗・高級店から大衆的な食事処、バール、エノテカ、そして切り売りピッツァやケバブ等々…最近では、テイクアウト専門のフリットや生パスタ店などの新業態もあちこちにオープンし、実に多様化の傾向に。

ヴェネツィアならではの業態で、最近では観光ルートの一部にもなりつつある「バーカロ」。いわゆるオステリアの一部カウンターで楽しむ一杯立ち飲み屋。グラスでワインを比較的安価で飲めるのと、カウンターに並ぶおつまみを選ぶ等の、価格面だけではない楽しさのある業態だ。

ここで並んでいるおつまみのことを「チケティ」と呼び、ヴェネツィア内のバーカロであれば、大概はその内容の定番がある。バッカラ・マンテカート、サルデインサオル、アンチョビと卵やピクルス、ポルペッテと呼ぶ揚げ肉団子、ヤリイカのフリット、バッカラや野菜のフリッテッレ…

これらチケティはもちろん手でつまめる内容と大きさ、つまめないものは本来ならばポレンタをグリルしたものに載せられるのだが、バケットの薄く切ったものに載せるのも、今や主流。(これを邪道という人も、もちろんいる)

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これもひとつの変化だが、さらに進化したチケティを並べるオステリアがある。

少し前までは、地元のおじさんやゴンドリエーリの食堂みたいに存在していた、サンマルコ広場からほど近い小さな店。

改装され、モダンな造りとなって一変を遂げたのは、内装のみにあらず。

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入り口のバンコ(カウンター)はまるでお菓子屋さんのショーケース。
そして、そこに並ぶのも、非常にデザイン的チケティ。

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フレッシュなチーズと野菜の、それも一手間の調理を加えたもの等が、見た目の華やかさを十分に意識された鮮やかな色と形のそれらが整然と。

超定番、バッカラ・マンテカート&ポレンタは、ポレンタにイカスミを混ぜ込み、ブラック&ホワイト仕立て。

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味の組み合わせもなかなか、そしてワインの品揃えも良く、こうなるとこれは《バーカロ》ではなく、《エノテカ》だ。

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たまにこんなのもいい、と自分のリストにも早々にアップ。
…でも、本当はコッテコテの定番も(が)好き。

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1年以上
食を中心とした生活全般的に、スローな風潮が流れるのは、イタリアでも顕著。食品…農産品、アルコール等も含めた生産過程や使用食材に対するこだわり、そしてそれにまつわる生活全体を見直す傾向が非常に強く、また注目されている。《自然》《ビオロジコ》という言葉も氾濫しつつあるが、日常を送るなかで、私たち個人個人がどの部分に自分なりのこだわりを持ち、重きをおくか、によるものなので、全てがそれに惑わされることはない、と思う。

ただし、自分なりのこだわりを常に意識していようとは思う。食品購入の際に値段に惑わされない、生産地の確認をしっかりと…等々挙げるときりがないが、家族には基本的に手作りのものを、加工されたものは買わない…ということは自分のなかでもかなり明確に意識していること。加工食品、加工調味料は、現在の生活ではほぼ口に入れることがないことから、自然・必然的にはうなくいっている部分。

また前置きが長くなってしまったが、この週末に開かれた、ビオのお祭りに天気にも誘われてでかけてきた。
場所はストラ(Stra)という、パドヴァに接するヴェネツィア県の最初の街。時代の風潮のビオでもあるが、実はこのお祭り、今年で14回目。当初は出展も少なく、訪れる人もまばらだったらしいが、今年の開催は多くの来場者で盛り上がっていた。

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会場となるのは、ヴェネツィア時代の貴族のヴィッラ(邸宅)であるVilla Loredàn。この
辺りは、ヴェネツィアから流れるブレンタ川に沿って15、16世紀に建築された中世の邸宅がゴロゴロしている土地。そんな場所のひとつだ。

敷地内には、野菜、オリーヴオイル、ワイン、ビール、化粧品等々…の様々な屋台が出展。

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めぼしいところに立ち寄ったりしているうちに…フリウリ地方のフリコの屋台を発見。

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ちょうどお昼時でもあるので、ここで休憩することに。ちょうど日差しも出てきて、ちょっとしたピクニック気分。

フリコ(frico)とは、フリウリの非常にポピュラーな料理。地元の熟成の少し若めのチーズ(正確には、チーズ製造時に余った端切れを使う)と玉ねぎ、じゃがいもを合わせてフライパンで焼きあげるもの。見た目はシンプルなじゃがいものガレット風。…だが、ものすごいボリューム。一切れ食べたら何カロリーなんだろうか、ハイカロリーなのは、間違いない。

そして、その付け合わせとして添えられるのは、ポレンタ。これも、定番。

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ポレンタは大きな銅鍋でゆっくりと時間をかけて練り上げるようにしながら火を入れていく。この日も屋台の横に置かれた大きな鍋でおじさんがポレンタをたっぷりと作ってくれていた。

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ポレンタには、3種の別種の挽いたトウモロコシ粉が使われ、粗挽きなのがフリウリ風。

炊き上がるのに40分ほどをかけ、できあがったら大きな木のまな板の上にひっくり返す。それを端からすくい取るようにして皿に盛る。

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フリコと合わせ、ボリューム満点、素朴な一皿。そして、腹持ちは抜群によい…




1年以上
全くの畑違いながら、ご縁あり、ヴェネツィアでの結婚式のお手伝いをさせていただいた。

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カトリック信者の新郎新婦のご家族ということにて、ヴェネツィアではレデントーレ教会での結婚式。

イタリアの結婚式は、教会婚と役所婚という形式があり、どちらかを選んでの式をする必要がある。今回はいわゆるホンモノの結婚式。

たくさんの書類を事前に揃えてこの日を迎えるのだが、結婚式数日前にヴェネツィア入りした新郎新婦とともに市役所にての書類作成、教会の神父様との打ち合わせ、そして前日のリハーサル、昼食会場の準備等々とやるべきことは山ほどあったが、どうにか当日を迎えた。

幸いなことに素晴らしいお天気に恵まれ、また非常に親しみ感たっぷりな神父様のおかげで和やかで温かい式となった。そしてヴェネツィア人にとっても特別な教会、レデントーレという大舞台がそこに華を添える。
両家ご家族、そしてご友人などにとっても、特別に素敵な思い出になったでしょう。

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ヴェネツィアでのお式ということもあり、ヴェネツィアならではの水上を使っての移動、そしてゴンドラ、サンマルコの美しい湾を一望できるテラスレストランでの昼食会…このヴェネツィアという土地とそしてお天気、さらには何よりも温かく祝福する周囲の方々の力も加わった素敵な1日。

美しい花嫁さんと素敵な新旦那様に、心からの祝福と、末長い永遠の幸せが続くことを心から願う。

そして、平和で穏やかな日を迎えられることを、心から幸せに思い、有り難く思いたい。

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パドヴァのとっておき。

作者:akishirahama

パドヴァのとっておき。

ヴェネト州パドヴァより、食情報を中心に日々のできごとなどを綴っています。
現地シェフとの料理教室、ヴェネトの知られざるスポットなどへのお伴なども。

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