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Tatsunosuke Satake blog

1年以上
吉岡氏(写真) (1)_R

 Q宇宙や自然、透明感というものをテーマにした宗教的ともいえるような作品群を次々に制作されておりますが、プレッシャーというものを感じることもあるかと存じます。それを超えて、楽しんで制作されるコツや工夫というものがあればお聞かせください

 物を作るということではやはりプレッシャーというものはすごく感じます。プロジェクトの規模が大きくなればなるほどそれは比例します。自分が想像したイメージ通りになるかどうかは3Dなどの技術で最近はイメージが持ちやすくなっているので、できるだけイメージの誤差というのを埋めてゆくことはできます。それでも物を生み出すというのは大変な作業で、いつも楽しいというわけでありません。もちろんできてしまえば楽しいし、アイデアが浮かんだときも楽しいですが、途中段階はいつも山を登るような感じで大変なことが多いです。
 例えば音楽でいうとスケールやコード、小説でいうと会話と描写とか、物を作る際にいくつかポイントというものがあると思うのですが、私のものづくりのポイントは人の感覚、それと物を客観的に見るということです。
 ありがちなのは自分の作品は自分の子供のようなものなので主観がすごく入ってしまう。それをそう思わずに一番厳しい目線で見るようにしています。それでそれがなおかつ正しい方向性かどうかを見極めてゆきます。それが飽きやすいものなのか、それが時代を超えられるものなのか、新しいものなのか、そうゆうことはよく考えます。
作品を作る上で光、影、色、という3つの要素の統一感というものがテーマになってきますが、光というのがその中でも一番重要な要素です。
 私は昔からあまり形を変化させるようなものは好きじゃなくて、シンプルなものが好きです。ただシンプルというわけではないのですが、人の感覚を変えてしまうようなシンプルさを目指しています。
 光というものは物質的なものではないわけですが、感覚的なものであり人に与える影響は非常に大きい。自然を上回る光はないわけですが、物を作ってゆくときに、太陽の光を再現しようとしても技術的には限界というものがあります。それは光の質だったり、いろいろな要素があるんですが、かなり難しいことで、難しいことでありながら美しいものでなくてはいけません。
 太陽とか、自然の炎とか、自然に美しさとして存在するもの…、ロウソクの炎がなんであんなに美しいのか、なぜなのかということはよく考えますが、二度と再現できないものだからだと思います。それは純粋な生物的美しさなんです。人間も見ていて飽きないのは、それぞれが違っていて、それぞれが違う考え方を持っていて、いろんな人がいるからだと思います。そうゆう儚さを含めた美しさを表現したいと心掛けています。

 Glas Italia「PRISM Bench」「PRISM Cabinet」_R
 Glas Italiaより発表 「PRISM Cabinet」 「PRISM Bench」
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吉岡氏(写真) (2)_R

 2015年4月、毎年恒例となったミラノでの世界最大規模のデザイン博「ミラノサローネ」が14日―19日の日程で開催された。今年は日本のデザイナー界を代表する吉岡徳仁氏(http://www.tokujin.com/)を取材させていただきました。快く取材に応じていただいた吉岡徳仁氏に心より感謝の意を表します。


 Q今年のミラノサローネでも「kartell」「MOROSO」「Glas Italia」大手イタリアメーカーから出展されたわけですが、ミラノサローネというイベントについてはどのような考えをお持ちでしょうか?

  私はずっと2001年からミラノサローネで毎年発表していますが、イタリアでありながらミラノサローネは世界への発信地であるというイメージがあります。それは世界一のデザイン博であるということですが、実は学生の時からミラノサローネで出展するということを長年の目標にしていました。
 その頃は日本人で出展している人はほとんどいませんでしたが、やはり世界の有名なデザイナーはミラノサローネで出展していますし、ミラノサローネ出展というのは若い頃の憧れでした。それで何年か通って、2001年から出展を始めたわけですが、自分で出展するのではなくメーカーとコラボして出展しようというイメージはありました。たとえば自分で出展してしまうと見せるということで終わってしまう場合もあるので、メーカーと製品化して出展することで世界に繋げてゆく作品を発表する場として考えていたわけです。出展に関して国それぞれでいろんな考え方もありいまだに大変なこともありますが、ミラノサローネ出展は私にとって重要なイベントのひとつです。
 私の場合、誰に、何に影響を受けたというよりも、自分と違う考え方をするものに興味を惹かれ、どうしてここの部分を曲げちゃうんだろうなとか、自分でも想像できない動きをもったものに魅力を感じます。
たとえば音楽家にとって、音楽というものがひとつの言語として成り立つように、デザイナーにとって物はひとつの言語の置き換えで、それを見れば作った人の考えがなんとなくイメージができ、ミラノサローネで出展している他の作品を見ることも自分にとっては重要な情報インプットのイベントでもあります。
 イタリアは好きですし、こうして仕事ももちろんですが、ミラノという場所は自分にとって特別な街でもあります。食べるものもおいしいし、ヨーロッパの中でも、ミラノは自分にとって特に縁がある土地だと考えています。
1年以上
 明日、4月27日放送のJFNラジオ番組「ON THE PLANET」に出演いたします。

 出演時間は27日深夜(28日)00:30-01:30の間となります。

 開催間近のミラノエキスポについての話になる予定です。

 よろしくお願いします。
1年以上
週刊文春 2015年4月22日 発売

  明日4月22日発売の「週刊文春」

 「世界でも最も影響力のある100人」の記事についてコメントを掲載させていただきました。

 よろしくお願いします。
1年以上

 毎年ミラノのナヴィリオ地区にて4月に行われる花のフェスタに数年ぶりに足を運んでみました。
 日中は初夏を思わせる陽気が続いている最近のミラノですが、そのせいもあってか物凄い人で賑わっていました。
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 色とりどりの季節の花をだらだらと眺めるもの、大きな鉢を抱えるようにして歩いているもの、花の祭典だけあってか女性のほうが多いようで、小春日和の日曜日を皆思い思いにのんびりと過ごしていたようです。
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 運河中央の橋は綺麗な黄色の花でデコレーションされ、春の風にのってむせかえるようなより一層強い匂いを感じることができました。

 それといよいよ明日からミラノサローネ2015が開催されます。しかし明日14日はミラノ市内交通機関ストライキがあるらしく、こんな日だからやるのかもしれませんが、遠くから楽しみに来ている人もたくさんいるだろうにこんな日にやらなくても・・・と思うのは僕だけではないでしょう。

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作者:tatsunosuke satake

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イタリア・ミラノ在住のフリーライター佐武 辰之佑のブログです。日々の生活を綴っています。ミラノのイベント、お店などの紹介もしています。

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