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イタリアより食とワインと山の魅力を

1年以上
山から帰ってきました~~!
10日間、スキー三昧。ヨーロッパは今年は雪不足。でも私の行きつけのスキー場の一角は氷河だし、降雪機でばっちり雪を撒いてるから、グッドコンディション!
今シーズンすでに滑走日数は17日。
鮮やかな、おニューの水色のジャケット。そして新しいスキー。
絶好調だよ~。

大学のスキー部で鍛えられ、イタリアに来てからもスキーのマスターの大会に出てたこともあったんだけど、自分のタレントのなさに見切りをつけ、レースからは遠ざかった私。
なんでこんなに長~い間、スキーをし続けてきたのか・・・・寒いのが嫌いな私が・・・
スキーをしていて、楽しいって思ったことはほんのわずか・・・

なのに、年間50日は滑ってる。
今シーズンも例のごとく幕開け。でもひょんなことからスキーを変えた。
それまでは、ワールドカップの選手用のGSの175cmをはいてた。3年ほど前までは、マスターの大会に出るのには女性はスキーの長さが最低175cmって決められてたからしょうがなかった。
でも私は身長は158、体重は50キロそこそこ。
コーチたちの勧めもあって、ジュニアのレース用の165cmを試してみた。
私のスキー人生が変わった!

それまでは、スキーと、そして雪と喧嘩しながら滑ってたのに、このスキーに乗ると、私がスキーの主導権を握れる!
早速、サロモンのジュニア用のGS165cmを購入。
スキーってこんなに楽しいもんだったのね~~~。
まさか、この年で突然こんなに上達するなんて、夢にも思ってなかった。
何事も諦めちゃいけないんだって、改めて実感。
1年以上
エミーリア・ロマーニャ州のリミニ県のSan Patrignano(http://www.sanpatrignano.org/?q=en)と言うワイナリーがある。サン・パトゥリニャーノと読む。
エミーリア・ロマーニャ州のワインね~・・・って渋い顔をしないでちょうだい!
以前も書いたように、いい生産者も大勢いるんだから!

で、このワイナリーは、共同体。
どういう共同体かって言うと、日本じゃあまりなじみがないけど、麻薬中毒者の更生施設。
1978年に地元のホテル経営者だったムッチョーリ氏が営利を目的とせず、自分の家族の一員であるがのごとく、彼らを助ける目的で始め、彼の死後、息子が引きついできた。
今じゃ、1500人もの人が、ここで寝泊まりし、それぞれの役割を持って活動している。彼ら1500人を全員収容することができる食事をするところ、病院、プール、バスケットコート、教会、学校まである。ワイン作りだけでなく、チーズ、オリーブオイル、食肉加工品、家具、パン、野菜、要は完全に自給自足ができているのである。自家発電でエネルギーをまかなっているし、馬も飼っており、毎年有名な乗馬大会まで行われる。

レストランを2軒も経営している。
丘の上にあるレストランは、近々ミッシェランの星がつくだろう、と言う噂。
私たちは、カジュアルなレストランで、軽めのランチ。
入口は、こんな感じ。
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内部は:
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レストランのテラスからの風景:遠くにリミニの海が見える!
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お料理もとってもおしゃれ・・・そして美味しい!!
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働いている人は、みんなここの卒業(?)生。

ショップが併設されていて、彼らが作っているものが購入できるシステム。
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食事を終え、ワイナリー訪問のため、ゲートで、チェックを受けて敷地内に入る。
*逃げ出せないようになってるわけだけど、入るのも許可が必要。
ちなみに彼らは1年に一度ぐらいしか、家族に会えない。かわいそうな気がするけど、それが彼らのためなんだね。

入るの、正直、ちょっと怖い気がするんだけど・・・

これは、一つの共和国だ!
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ブドウ畑だけで、110Haと言う広さ。
そして、明るい皆の笑顔!

きれいに手入れされた畑。
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なんたって、すべてがおしゃれ。見て! ちょっとわかりづらいけど、ワイングラスでできたランプのかさ!
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バリックの樽庫も美しい!
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そして、肝心なワインは?
ここのワインがどれだけすごいか、がわかってもらえるためには、エノロゴの名前を出せばいい。
そう、エノロゴはかの有名なリッカルド・コタレッラ!!!アンティノリを始め、数々の著名なワイナリーのエノロゴの、あの彼である。
熟した赤いフルーツ、スパイス、コーヒー、タバコ等のバリックからの心地よい香りにあふれる力強いサンジョヴェーゼ、Avi Riserva。
カベルネ主体のMontepiroloも素晴らしい。

ここでワイン作りに魅せられ、卒業して(?)他のワイナリーで活躍しているメンバーもいるんだって。

私がここを訪問したのは、この春だったんだけど、いろいろ経営面での問題が起きて、今年の8月に前ミラノ市長レティーツィア・モラッティ女史と彼女のご主人がここを買い取り、創立者の息子は手を引いてしまった。
ふ~ん、上手く行ってそうだったのに、なかなか大変なんだね・・・

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1年以上
今から数年前、私がコーディネートした食のツアーでトスカーナのワイナリーを訪れた。
アグリツーリズモが日本でも有名になり始めた頃・・・
ブルネッロの生産者であるドナテッラ・チネッリ・コロンビーニ女史が経営しているアグリツーリズモで料理の講習会・昼食、そしてワイナリーの見学をした。
http://www.cinellicolombini.it/

その時、女史のご主人から、彼らの結婚25周年を記念して作られた限定・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノをいただいた。
セロファンでしっかり包まれたそのボトルは数年間、我が家のカーブに寝かされていた。

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先日、思い切ってこのワインを開けることに・・・・
山の家で用意した食事は、鹿の煮込みにポレンタ。そして野菜いっぱいのバーニャ・カウダ。ブルーチーズ。

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赤々と燃える暖炉の火の横で、少し早めに開栓する・・・コルク臭がしませんように!と祈りつつ。
セロファンに包まれていたせいだろうか、開栓するのに少し手間取る。
思ったほどコルク栓は長くなかったけど(4cmぐらい?)、いい香りが漂ってきた!
これはいける、と直感!
色は、ガーネット。でもバリックを使ったのだろう。サンジョベーゼにしては色が濃い。
グラスに注ぐ。もう少し、浅めのそして口の広いグラスの方がよかったかもしれない・・・
香りが今一湧きたってこない。

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口に含んでみる。
スピリット漬けのダークチェリー、甘いスパイス、チョコレート・・・様々な香りに包まれる。バランスも素晴らしい。サンジョベーゼによくある、ちょっと気になるビターアーモンド系のほろ苦味もない。
後、2,3年は大丈夫だろうけど、今が飲み頃っと言っても間違いじゃない!

幸せな夕べだった・・・
翌日、思い切ってワイナリーにお礼のメールを送った。夜23時、オーナーのドナテッラ女史自ら、返事が届いた。
“貴女にプレゼントしてよかったわ”と書いてあった。

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1年以上
今回はホテル編!

まずは1週間滞在したホテルから:
名前はBarracuda In(バッラクーダ・イン)。
バッラクーダは魚のカマスのこと。ケニアじゃ、庶民的な魚のひとつ。
場所はモンバーザ空港からからバスで2時間半ほど北に行ったところ。ワタームという町のイタリア人の経営する海辺の4つ星ホテル。

フロントのすぐ脇のプール:
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部屋数は40ほどの規模の小さいホテル。それだけにすごくセレブな気分になれる。ヤシの葉を編んで作った屋根の2階建てのコッテージには、1階と2階に部屋が一つずつある。

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中はケニアのカントリー風のインテリア。掃除も行き届いてるし、レストランのビュッフェの食事も種類は多くはないけど、美味しいし心がこもっている。昼前と午後にはいつもティータイムがあって、紅茶やクッキーが自由に楽しめる。


これがベッドルーム。蚊よけがベッドについてる。外のテラスもとっても素敵。でも気をつけなきゃいけないのは、外に行くときは部屋のドア、窓を必ず閉めること。なぜって、泥棒じゃないよ、猿が部屋に入って来る~~~!!! ホントだよ!

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夜はこんな感じ。ロマンチックでしょ?

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そして、これはサファリのホテル。

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ツァーヴァの国立公園のゲートを出てすぐ脇のVoiという村にある。ここは、サファリツアーの初日の昼食をとったところだけど、宿泊も可能。食事はビュッフェ。種類も多いし、美味しい。
http://voiwildlifelodge.com/
レストランの前にはプールがあり、その脇には展望台(といっても高いところにあるわけじゃない)があって、そこで大自然に囲まれて(これ以上の大自然ってないんじゃないかな?)ソファーに腰掛けてると、キリンがいたり、ゾウが群れをなして歩いてたり・・・ていうのが遠くに見える。

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会議室やスパ、スポーツジムまで完備されていて、ここがサファリのゲートから1キロの距離とは信じがたい。
2階建てのホテルと、テントハウスの宿泊施設がある。この“テントハウス”って言うのは、後で説明するけど、こう書くと、とても粗末な感じがすると思う。それは大間違い!
この晩泊まったところが、まさにこの“テントハウス”。最後まで読んでね!

サファリでは予想以上の動物に出合い、ホテルのチェックインをしたのは、夕方7時過ぎ。
http://www.manyattacamp.com/
ガタガタ道でけっこう疲れきってた私たち。このホテルはまさにツアーヴァ国立公園の中! 脇は赤茶色の濁流の川が流れている。

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その川の脇にもプールが! サファリパークの中にあるプールなんて! アクティブな私たち! 疲れも忘れ、もう暗い中、プールでひと泳ぎ!
フロントで懐中電灯を渡される。10時半にはホテル敷地内の電気は消えるから。
テントハウスへ! 30個あるテントハウスはそれぞれが独立している。

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入口を入ると、コンクリートで仕切りができたシャワールームと、トイレが左右にあり、キリンの絵がプリントされた赤いお洒落なベッドカバーのかかったベッド。木製のワイルドっぽいインテリがケニアらしくていい。

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入口と反対側のテントのファスナーを開けると川に面したテラスがあり、ソファーが2つ並べてある。
わ~!このテラスでゆっくりしてみたいな~(明日も出発は早いから無理だ・・・)。
夕食はここもビュッフェ。でも中華の炒めもの(なぜケニアで中華??)を目の前で作ってくれる。お皿までお洒落!
テントハウスへ戻る前に懐中電灯を頼りに、敷地内を散歩。
敷地内とは言っても、サファリとの仕切があるわけじゃないから、夜中じゅう警備の人が懐中電灯を持って見回りをしている。どんな獣がやって来るかわからないから!
一番はじにある30号室の前には、警備用の小屋があって、30号室にお客さんがいる日は、そこからずうっと見張ってるんだそうだ。
ワイルド極まりないけど、快適なテントハウス。
テラスの前を、ゴウゴウと音を立てて流れる赤茶色の濁流を見てると、こんなところまで来てしまったんだ・・・と妙な気持になる。
今まで旅した中で一番印象に残る国になりそうな気がする・・・
そう言えば、イタリアではマル・ディ・ケニアって言う言葉がある。直訳すると、ケニアの病、なんだけど、ケニアに取りつかれて、て言うこと。わかるな~!

*宿泊施設のHP、ぜひ覗いてみて! 英語で書いてあるよ。
料金は、2食付きで55ユーロぐらい。

1年以上
この世に高貴なブドウ(もちろんワイン作りのためのブドウ)は2種類しかない、とワインの通は口をそろえて言う。

それは、ネビオーロとピノ・ノワール。
イタリアでは、ピノ・ネーロと呼ばれるが、この2種類、どちらも栽培が難しく、また出来上がったワインが繊細であるという共通点を持っている。

でもピノ・ネーロで時々出合う、フォクシー・フレーバー・・・私はどうも苦手。
フォクシーって表現するべきじゃないのかもしれないけど、じゃあなんと言ったらいいの?
ガンベロ・ロッソで毎回高い評価を受けているピノ・ネロ100%のワインでも、その臭いがあって、私が苦手なのがいくつかある。
ということは、私の感覚がおかしいってこと?

で、ピノ・ネーロを理解するために、イタリアで初めて開催されたピノ・ネーロのシンポジウムに参加してきた。
会場は、ミラノの南、オルトゥレポー・パヴェーゼにあるリッカジョーイア。古い屋敷を改造し、ミラノ大学とピアチェンツァ大学の醸造学部の研究所も兼ねているここでは、ロンバルディア州の醸造地帯の11500種類の土壌のサンプルを抱え、また1000種類のブドウの苗木を特別な環境で育てている。

DSC02990.jpg 土壌のサンプル


DSC02994.jpg 虫が入らないように2重の網で覆ってある



2日間で学んだことは数知れず・・・
ピノ・ネーロは、トゥラミーネル(日本語はトラミネール)とムニエの自然交配種(いや~、これにはびっくり!)。
涼しい気候を好むので、一般的にはフランスでは南西向きの斜面に、イタリアでは北東向きの斜面に栽培。
イタリアにピノ・ネーロが入ってきたのは1800年代半ば。
ピノ・ネーロから白ワインを作る場合、多くの生産者が脱色のために、カーボンやベントナイトを使用。
実が熟すに従い、香りはカシス、チェリー、ダークチェリー、プラムと変化していき、熟しすぎると化学的な臭いが出る。
飲み心地がカリカリしたような(イタリア語でクロッカンテと言うんだけど)ワインが、理想的。

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ふふ~ん!  2日間でスパークリング、白、ロゼ、赤とピノ・ネーロから作ったワインを50種類以上試飲したけど、あのミシン油みたいな臭いはここから来たのかな??

印象的だったワインを書きだしておこう。
*Mazzolino Cruase`    
  2007年よりDOCGになったピノ・ネーロ最低85%以上のロゼのスパークリング
  フランス人のエノロゴが手がけた今年リリースされたもの。
  彼のスティルタイプのNoirも毎年高い評価を受けている。

*Gottardi 2009 
  アルト・アーディジェ州。まだ若いせいか、開栓直後は少しフォクシーを感じるが、
  時間が経つと野生のミントの香り。優しいタンニン、エレガント。
  考えたら、今年の自分の誕生日にレストランでこの2005年を飲んだ! 改めて感激!

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*Maison Anselmet Vigne Toul  
  2009年と2010年を試飲。同じ作り手の同じ畑からのものとは思えないほど、色も香りも、
  もちろん味わいも異なる。フォラトゥーラ(手作業の撹拌)の回数が違っただけ、とのこと・・・
  フォクシーは感じられるものの、味わいもアフターも素晴らしい。2010年のほうが現時点では上を行く。
  アオスタ渓谷州の標高800メートル、傾斜80%(!!!)の畑のピノ・ネーロ。すごすぎる!!!
  コスパもいい。注目の作り手!
DSC03000.jpg 左が2010年、右が2009年。

*Pojer & Sandri Rodel Pianezzi 1992  
  共同経営者であるMario Pojer自身、心配そうにしていた1992年のビンテージ。
  サービス時、1時間前に開栓したとのことだったけど、試飲時にはもうピークを過ぎてるな、と思えたのが
  2時間後には、見事によみがえった。19年物のピノ・ネーロ。脱帽である!
DSC03015.jpg 左が2007年。右が1992年。


セミナーの間には、コーヒーブレーク、昼食、そして宿泊は15世紀の宮殿を改造したホテル(http://www.castellosangaudenzio.com/)。
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おまけにそこで生産者やジャーナリストたちと夕食を伴に、と至れり尽くせりの充実した2日間だった。

ピノ・ネーロばんざ~い!

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イタリアより食とワインと山の魅力を

作者:ワイン・チーズを通してイタリアの食文化を知る

イタリアより食とワインと山の魅力を

1986年よりイタリア在住の筆者がイタリアのワイン、チーズ、食文化をご案内します。イタリアソムリエ協会のソムリエ、イタリア人にとっても難関のオフィシャルテースター(Degustatore Ufficiiale)、そしてイタリアチーズテースター協会(ONAF)の資格を持つ食のエキスパートです。

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