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イタリアより食とワインと山の魅力を

1年以上
更新を怠り続けたことの言い訳:
その1:Facebookが手頃で、そちらに浮気していた
その2:仕事が忙しかった

私のブログを見捨てず覗いてくださった皆様、ありがとうございます。

9月に、8日間の内容の濃いツアーを企画させていただきました。
日本一のチーズ輸入会社“フェルミエ”の本間るみ子さんのお陰です。
思えば、本間さんに初めてイタリアツアーのコーディネートを任せていただいてから、早6年。
たいしてチーズのことを知らなかった私が、少しずつ知識をつけることができたのも、本間さんと、参加者の皆様のお陰です!
もちろん、今回もいろいろなチーズ工房をまわりました。
でも、チーズ以外で、一番印象に残ったのがこれ!
     ブロヴァーダ
知る人ぞ知る。。。。蕪の漬物です。
ブロヴァーダに出会ったのは、もう10年近く前。フリウリ州の特産品です。
この地方の人は、大晦日にレンズ豆ではなく、ブロヴァーダを食べるのです。
昨年12月、ミラノで行われたギフト用品(食品もあり!)の大衆的なお祭りで、ブロヴァーダの生産者と話をする機会に恵まれました。
聞けば、9月ならその仕込みが見れる、とのこと。

今回のツアーを企画するに当たって、6月下旬に電話を入れてみました。
“う~~~ん、今年は春から初夏にかけて寒くて雨が多かったから、この間、種蒔いたばかりで、いつ漬けこむかわからないね~。また9月に電話してくれ!”

9月の下旬、私たちは、その農家を訪れました。
ホームページもないし、ちゃんと私たちのこと受け入れてくれるのかな???
なんと言っても、私の背後には、食のつわものが13名控えているのです!! (いい加減なことは許されない

農園では、一族が私たちを出迎え!
本来は、冬にしか食べることができないブロヴァーダなのに、缶詰のブロヴァーダを探してくれて、欠かすことのできないムゼット(コテキーノの一種)と、温めたブロヴァーダ、ワインが仮設テーブルの上に並べてあるじゃないですか! もう、感激です!

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奥では、まさにブロヴァーダの仕込みの真っ最中!
ステンレスの桶に、収穫し、すでに洗った蕪(と言っても大きさは不揃い。丸いのもあれば、細長いものもあり。赤みがかっているのが特徴)をどんどん投げ込んでいきます。
その上を、赤ワインを造った後に手にしたブドウの粕で覆っておきます。
なんと言っても大胆!
長靴をはいた男性が、そのステンレスの桶に入って、ブドウ粕で蕪をきれいに覆っていくのです!
今年は、ブドウの収穫が遅れたので、このブドウの粕は、保存しておいた昨年のものだそうです。
平らにしたら、そこに塩をバッと振りかける。
そして又、蕪を並べて、その上にブドウの粕を覆って、塩をして、、、、桶がいっぱいになるまで繰り返していきます。
最後は酸化させたワイン(要はワインビネガーですね)を注いで出来上がり。

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このまま1~2カ月ほど寝かして醗酵させるのです。
醗酵したら、細切りにし、オイルで炒めて暖かくして食します。
地元では、冬の間、ビニール袋入りのブロヴァーダを入手できます。
その昔、温室栽培も冷蔵庫もなかった時代、、、、、寒い地域の人が冬、口にすることができる野菜は限られていました。。。ブロヴァーダは、冬のための保存食品だったのです。

ブロヴァーダは、2011年にDOP(保護原産地呼称)に認定されました。現在ブロヴァーダ協会に加盟している農家は、わずか5軒のみ。。。。
貴重な食材です!
発酵食品が好きな日本人の口に良く合います。
実は、このブロヴァーダ、一年のうちに仕込みをするのは、2日間ほどのみ。。。。私たち、本当に本当に貴重なものを見ることができたのです。
なんとラッキー!!!
地元の人でさえ、この仕込みの様子を見たことのある人はわずか。。。

暖かいおもてなしを受けた私たち。。。。私もうれしいし、ホッとしました。
現在、3代目が経営しているこの農園。ブロヴァーダだけではなく、豚を飼って、サラミ等も造っています。2代目は、もうすぐ90歳だそうですが、とてもお元気で、自転車で農園内を走り回っていました。

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もうすぐ10月と言うのに、青空が私たちの上に果てしなく広がっています。

今年の大みそかもブロヴァーダを食べて、新年を迎えたいと思います。

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1年以上
私が見せられたエトナ山の赤ワイン。。。。

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前回も書いたけど、それを始めて飲んだ時は、ピーノ・ネーロかと思った。
淡いオレンジ色と言い、そのエレガントさと言い、ピーノ・ネーロと共通する部分をたくさん持っている。

DOCのエトナ・ロッソは、基本的にはネレッロ・マスカレーゼが主体(最低80%が義務付けられている)、又は単独で、そこにネレッロ・カップッチョを使う。
ネレッロ・カップッチョは、マスカレーゼに不足する色とスパイス香をワインに与えてくれる。
2種類のネレッロとも、エトナのこの火山性の土壌を好む。
ブドウの生産量は少ないが、昼夜、そして冬夏の気温差により(その差、30度のことも!)、素晴らしいフレーバーが生まれる。
7社のワイナリーを訪問し合計15種類のエトナの赤ワインを試飲した(この中には、エトナ・ロッソと名乗っていないものもあるが、いずれにせよ、ネレッロで造った赤ワインである)。
特徴を書き並べよう:
淡いオレンジ色。ビンテージが若いうちは、ルビー色の光線あり。
若いものは、バイオレットの香り。
ベリー系、または桑の実の香。時にはジャムの香り。
場合によってはスパイス香(黒コショウ。又はミント)あり。
ピーノ・ネーロのような獣臭や、蒸れるような香があることも。
きめ細かいタンニン。
ほど良い酸味。
土壌からもらったミネラル系の塩味。
エレガントでありながら、フルボディー。
アフターが長い。

なんか、誉め文句を書き並べたみたいな感じだけど、本当にそうなんだもの。

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今回訪問したワイナリーは:
Tenuta Terre Nere
Graci
Passopisciaro
Tenuta di Fessina
Benanti
Murgo
*この中でもTenuta di Fessinaは、北イタリア出身のエノロゴ、フェデリーコ・クルタズが手掛けている注目のワイナリー。

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前回のブログの写真を見ていただいたらわかるけど、土埃だらけになりながら、乾燥したこの地で畑の手入れをすることは本当に大変な作業。
そして、こんな溶岩だらけの畑も。。。

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その人件費を考えたら、このワインが高くても、当然。
そして、このワインは、すぐ飲むワインじゃない! 少なくとも7~8年してから飲んで欲しいな~。

生産者から聞いたこの数年のビンテージの特徴、書き出します。ご参考までに:
2012年:猛暑。良。
2011年:良。バランスいい。
2010年:雨多し。今一。
2009年;まあまあ。
2008年:良。
2007年:猛暑。

3年前にこのエトナ山を訪れた時は、10月でお天気に恵まれず、麓にいながら一度もエトナ山の山頂を見ることができなかった。
今回は一番いい時期に来たような気がする。

エトナ山周辺には、今でも古い醸造所がたくさん残されて、それを見学することができる。
古いと言っても15年ぐらい前までは使っていた(!)。
古い醸造所って??? そう、足でブドウを潰してた、あれ!

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どちらも今は使われてはいないけど。。。



そこを改造してレストランにした、とってもお洒落なお店でランチ!

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もちろん新しく改造し直した醸造所はこんなにお洒落!

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まだ瓶詰めされていないワインを樽から直接試飲! こんな贅沢ができるのも、ここまで来たからこそ!

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エトナの赤ワイン、、、、これほどすごいワインなのに、まだまだ知名度は薄い。
シチリア以外で、このワインに出会えるレストランなんて、めったにない。
残念だな~。
シチリアの赤、というと、大半の人がネーロ・ダーヴォラって思う。
素晴らしいネール・ダーヴォラもあるけど、一時ブームになりすぎ、便乗して造られたひどいワインがたくさん出てきて、その名を落とした。

でも、このエトナ・ロッソ、、、知る人ぞ知る、ワインなのだ。
それが証拠に、シチリアの他の地域の著明ワイナリーが、エトナ周辺に進出している。本物のワインの造り手だったら、このエトナの地に挑戦して、すごいワインを造ってみたい! と思うらしい。

エトナのワインに、エトナの人々に、エトナの魅力あふれる自然に接することができたのも、ひとえに懲りもせずイタリアワイナリー訪問の旅に来てくださる某ご夫妻のお陰。。。。
そして、今回は、頼もしいS君がハンドルを握ってくれた。

感謝!!

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1年以上
あまりにもいろいろなことを手掛けすぎて、ふと気付けば、最後の更新をしてから3カ月以上(深く反省)。。。

今回は、6月下旬に訪れたシチリア島のエトナ山のワインについて語りたい。
活火山であるエトナ山(まず最初に言っておきたいのだけど、本当はエトナ山、ではなくエトゥナ山と呼ばなきゃおかしい、まあ、いいかな、細かいことにこだわらなくても。。。。)は、世界遺産になったばかり!

エトナ山麓の人々が繰り返して言うセリフがある:
“エトナ地域は、島の中の島”
どういう意味かと言うと、このあたりには独特の気象条件(テロワール)があり、シチリアの他の地域とはまったく異なる、ということ。
エトナ山は、標高が3326メートルもあるから、6月下旬と言うのに、滞在した4日間、朝晩は肌寒いくらいだった。残雪もあるし、地元の人いわく、あの雪は夏も消えない、、、と。もちろん、冬はスキーができる!

シチリアの赤ワインと言うと、ネーロ・ダーヴォラが有名だけど、今回私がエトナ山に出かけたのには、1本のワインとの出会いがあった。
今から数年前、ブラインドテースティングで試飲した赤ワイン。。。。ピノ・ネーロかとその場にいた皆が思った。。。。それがエトナ・ロッソと言うワインだった。確かビンテージは2004年。淡いオレンジがかった赤色、エレガントで深みのあるワイン。。。衝撃であった。

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今、私は噴煙をあげているエトナ山の前に立っている。
南、東側が、このエトナと呼ばれるシチリアで一番最初(1968年)にDOCとして認められたワインの産地であり、標高は600~1000メートル前後。白・赤・ロゼ・そしてスプマンテもある。
白の品種は、カリカンテが最低80%。
赤は、ネレッロ・マスカレーゼ最低80%。ネレッロ・カプッチョ最高20%。
スプマンテはネレッロ・マスカレーゼ最低60%。
今シチリアワインの中で、一番注目されているこのワイン、10年ほど前は、15ほどしかなかったワイナリーが今は60に増えた。

エトナ・ビアンコなら、BenentiのPietramarinaが面白い!
株仕立てのカリカンテ100%、そしてシュル・リー法で作ったワイン。白いワインとは言え、10年後に飲んでも面白い。標高950メートルの、一番素晴らしい白ブドウが採れるミーロ村の畑のブドウのみを使用。
2007年を試飲。そしてその後に2001年を開けてくれる! 石油系の香りが口いっぱいに広がる。

でも、そんな独特な方法でなく、シンプルな作り方のエトナ・ビアンコも魅力がいっぱい。
今回試飲したのは、Tenute Terre Nereの2012とTenuta di Fessinaの、A` Puddara2011、Murgoのベース2012とクリュタイプのTenuta S. Michele2010、Graciの2012。
すべてに共通する魅力は、ミネラル香! 活火山エトナ山の土壌ならではの味わい。柑橘類、場合によってはパイナップルの香りもある。カリカンテ種ならではの酸味が何とも言えない。アフターもとても長い。A` Puddaraは大樽を使用しているので、バニラ香があり、バランスの良さが売り物。

そして待望の赤!
でもその前に畑の様子を。。。。
白ブドウも黒ブドウも、エトナ山麓の畑では、樹齢60年なんて、当たり前!なのである。

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場合によっては、樹齢140年ということも。。。。株仕立てが一般的で、古い畑は、ブドウの木と木の間隔がわずか90センチ。これでは、狭すぎてトラクターは導入できないから、全て手作業になる。火山灰に覆われた畑での作業は、埃まみれになる。
その間をカメラ片手に歩いていた私の目に止まった1本のブドウの木が!

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まさに、これ!
ミンネッラだ!!!
白ブドウのミンネッラはシチリア方言で“オッパイ”と言う意味。ブドウの実の形が似ているから、そう呼ばれるようになったそうだ。
黒ブドウの主流は、ネレッロ・マスカレーゼ。とは言っても、黒ブドウの脇に、白ブドウが植えてあったり、さまざま。100年ぐらい前、ブドウだけ畑に育てていた人なんていなかった。ブドウの脇に野菜やオリーブ、サボテン(実を食用)が一緒くたに植えてある。

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ぶどう畑なんて、昔はなかったんだね。畑! そう、菜食類は全部そこに植えたわけ。隙間なんて残しちゃいけなかったんだね。
だから、今でもエトナのワインには、赤ワインだけど、少し白ブドウが入っている、なんてこと当たり前。

現在有名なワイナリーのオーナーの中には、地元出身者は少ない。この地に惹かれてよそから来た人々。でも彼らは、既に植えられていたブドウを引き抜き植え替える、ということをせず、その樹齢の高いブドウを守り続け、そこから素晴らしいワインを生み出そうとしている。前オーナーの所で働いていた人々が、そのまま新しいオーナーの下で働く、という形が多い。彼らは、愛情を注いで畑を守り続けてくれるのだ。

畑の土壌は、場合によっては100メートル移動しただけで、まったく違う、と言うことがあるのも、エトナ山ならでは!

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火山灰(とは言っても肥沃な火山灰)だらけのところ、ちょっと石が混ざっているところ、石だらけのところ。。。。石も溶岩の場合もあれば、軽石のことも、あるいは両方が混ざっている場合も。
そんな土壌の差が、出来上がったワインにもはっきりと感じられる。
1986年の噴火の際には1600メートルもの噴火が上がった。その時の流れた溶岩が、黒い道となって、あちこちに残っている。

ワイナリーPassopisciaroの畑を案内してくれたLetiziaさんは、黒い溶岩が流れ出した後を指さしながら、“うちの畑のすぐ真横まで溶岩が流れ出したのよ。”と指さす。(下の写真の真ん中あたりの林の前の黒い部分、わかってもらえるだろうか?) 

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1968年、このワインがDOCになった頃は、村の人々が町に働きに行くようになった時代で、野放しになっていた畑がたくさんあったそうである。道路から遠い畑、標高の高すぎる畑、傾斜のきつい畑、、、いくつかのこれらの地域は、DOCの規定書の生産地域から外されてしまった。
本当は素晴らしいテロワールがあるのに、エトナ山麓でありながら、エトナDOCと名乗れない。。。。そんな理不尽な理由からワイナリーPassopisciaroのワインはエトナDOCではなく、シチリアIGPと言うカテゴリーのラベルが貼られている。

標高が1000メートル近くとは言え、ここはシチリア。昼間になるとやはり暑い。。。
昼と夜の、あるいは夏と冬の気温差が30度以上のこともある。それが又、ワインに素晴らしいフレーバーをもたらす。

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冬のエトナ山。。。

埃まみれになりながら、ブドウのつるを支柱にひもで結ぶ作業をしている人々。。。。

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さあ、ワイナリーに戻って、期待の赤を試飲しよう!

続く。。。。

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1年以上
世界で一番美味しいカルボナーラを食べれるお店として知られるローマのレストラン:ロショーリ。
http://www.salumeriaroscioli.com/

そのレシピを紹介! 
レシピ、写真は 南イタリアの一大新聞 Mezzogiornoのエノガストロノミー・ジャーナリストとして知られるルチアーノ・ピニャターロ氏から拝借した。
http://www.lucianopignataro.it/a/carbonara-di-roscioli-ricetta-originale-spiegata-da-alessandro-roscioli/58449/
日本ではなかなか手に入らない材料もあるので、生産者の名前等は割愛させていただいた。

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材料(4人分)
太めのスパゲッティ350g
グアンチャーレ200g (豚の頬肉の塩漬け)
ペコリーノ・ロマーノ250g 最低16カ月熟成
ペコリーノ・ディ・フォッサ40g
全卵5個
白身1個
塩・胡椒
①:ガラス製のボールに全卵5個と白身1個分を入れ、ペコリーノ・ロマーノ150gとペコリーノ・ディ・フォッサ40gを加え、よくかき混ぜる。
②:①に引きたての胡椒を加え、5分間冷蔵庫で冷やす。
③:鉄のフライパン、なければテフロンのフライパンに皮を取り除き、1センチの大きさのさいころ型に切ったグアンチャーレを加え、強火で炒める。
④:グアンチャーレの表面が少しカリカリになったら火を止め、出てきた脂を半量捨てる。
ボールにグアンチャーレと、残った脂を加える。
⑤:スパゲッティをアルデンテの状態に茹で上げ、火から遠いところで、ボールに皮え、よく混ぜる。水分が足りないようだったら、スパゲッティを茹でたお湯を加える。
⑥:皿に盛り、残っていたペコリーノと、引きたての胡椒を振りかける。
*この時、胡椒の粒を前もって、フライパンで軽く温めてから、包丁でたたいて細かくしたものを使うと、より香りが出る。

グアンチャーレがなければ、ベーコンで代用してもOK。
2種類のペコリーノを揃えるのは難しいかもしれないけど、できればパルミジャーノではなくて、熟成した(触ったら硬め)のペコリーノを使って欲しい。
びっくりしたのは、バターを一切使わないこと!
ちなみにこのお店で食べると、15ユーロします!

こだわりのカルボナーラ。試してみませんか???

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1年以上
ミラノの郊外にすごいレストランを見つけてしまった!

昨年、イタリアの2大新聞のひとつ、Corriere della Seraに紹介された店。。。。気になってその記事を取っておいた。
昨日の朝、ふと気になってインターネットで調べてみる。
我が家からは車で30分ほど。。。。
こだわりのお肉屋さんが経営している店。外観は今一つ。。。。。
HPのお料理の写真、どれもこれもとってもお洒落。。。。
お肉屋さんがやってるから、地味な店かと思ったけど、どうもそうじゃないらしい。。。。。

ワインリストに至っては、すごい、の一言! 誰がソムリエか調べたら、なんと知り合い!!
Tripadviserを読むと、賛否両論。。。
どうしようか、行ってみる???

お店に入って、まず度肝を抜いたのが、これ!

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解体した牛肉がぶら下がっている!!! 一瞬、本物かどうか疑ってしまった(もちろん、本物!)。

レストランの内部は、明るくて、広くて、お洒落!
一番奥は、こんな感じ。

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メニュー。
http://www.ristorantemacelleriamotta.it/images/download/carta_01_2013_ita.pdf


何にしようか迷っている間に、付きだしのサービス。

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トマトのコンフィが乗った脾臓のパテ入りミニサンドイッチ。フォアグラのムース。もう一つは、なんだか忘れちゃった。。。
できたての熱々のパンも来た。

ピエモンテ牛のボイルのミックスが目当てで来たのだけど、迷っちゃう。。。。
家人は、そのボイルセットを注文。

シャンパーニュが勢ぞろい、もちろんイタリアの貴重なワインも勢ぞろい、、、でもちょっと倹約して、ヴァルテッリーナのArpepeのSassella Stella Retica Riserva 2006を注文。

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最初、ちょっとアルコール臭が気になったけど、ネッビオーロならではのエレガントさを持ち合わせつつも、男性的なワイン。
 
家人がオーダーしたボイル肉セットは、ネルヴェット(脛のコラーゲンの部分を4時間茹でたもの)とフェンネルのサラダからスタート。

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ネルヴェットは、牛のアキレス腱を4時間かけて茹でたそうで、普通は、透明でしこしこしてるのに、これは、筋の部分も入っていて、うす~くスライスしてあって、とても上品なお味。添えてあるスライスしたフェンネルも、果てしなく美味しい。
私が注文した前菜は、コテキーノ(豚の頭や頬肉で作った腸詰)のフライにボイルしたキクイモが添えてある。
トピナンブールと呼ばれるキクイモ。茹でたのを食べるのは初めて。

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奥からワゴンを押しつつ登場したのは、こだわりの肉屋、ミラノ周辺で一番有名と言われる肉屋、そのオーナーであるセルジョ・モッタ氏。

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各テーブルをまわりながら、細かい説明付きで、ボイル肉を欲しいだけ、サービスしてくれる。
まずは、筋、タン、肩ロース。ソースは、洋がらしソースと、プレッツェ―モロを主体としたグリーンソースと、ちょっと辛みのあるホースラディッシュソース、そしてモスタルドと呼ばれるシロップ漬けのフルーツとマスタードシード入りの甘辛のソース。ソースの味も素晴らしく、自家製だって言うのがすぐわかる。

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セルジョオ氏は、家人にサービスしながらも、私が注文したビステッカのことも気にしてくれる。
我々2人に、同時にメインがサービスできるように、という気遣いがうれしい。

私が気にしないで、って言ったけど、彼のプロ意識が許さないようだ。
彼にとって、このボイル肉で一杯のワゴンは、彼の宝物であり、誰にも触らせない。彼自身がサービスする。

ビステッカが来るまでに、少しボイルも召し上がれっと言って、私にもボイルをサービスしてくれる気前の良さ!

おお、来た来た!私が注文したビステッカ!

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ピエモンテ牛を屠殺後、最低40日寝かした、お墨付きのステーキが、レアの状態で、熱々の石板に乗ってやってきた!
テーブルにさりげなく置かれたフランス産の塩と、シチリアのラグーザ産の、とんでもなく美味しい(レモンの葉の香り!)オリーブオイルが、肉のうまみを益々引き立ててくれる。

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家人は、サービスされたボイルを食べ終わり、腹ごなしの散歩も済ませ、さあ、第2段!
今度はコテキーノと頬肉、肩肉。
又、私にもサービスしてくれる。
コテキーノ!!! 豚の価値の低い部分を寄せ集めて作る腸詰なのだけど、シャンパンを入れて作ってるんだそう。口の中でとろけるこの美味しさ、、、、文字には表わせない。。。。

セルジョ氏は、石板にまだ残っているビステッカの脂身の多い切り身を見て、これはもう少し焼いたほうが美味しいからっと言って、その部分だけ厨房に持って行き、こんがりと焼き直して持ってきてくれた。

肉への、そしてこの仕事への情熱にあふれた人。。。
40歳ぐらいと思えるまだ若い彼。これだけ自分の仕事を愛していて、そして自分にも従業員にも厳しい人を見るのは、気持ちが良い!

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肉屋の2代目として生まれた彼。。。。お母さんは彼がお腹にいる時、サラミを食べ続け、出産する1時間前まで肉屋で働いていた!と笑って話してくれた。
レストランの壁には、彼の幼少時代の写真が並ぶ。大きな牛の手綱を持つ少年時代の彼のうれしそうな顔!
研修中の、一目で頑張り屋さんだってわかる日本人が、今日は解体作業をしたので、朝7時半から仕事をしている、と教えてくれる。明日の朝は5時起きだろう、と。
厨房で、お肉を少しでも粗末にすると、セルジョオに怒られる、とも。

メニューも、ちょっとこだわりがある。
前菜、内蔵や脳みそ、厨房で作る肉料理、炭焼きの肉料理、プリモ、付け合わせ、ドルチェ。

さあ、ドルチェだ!
家人のボイルセットには、こだわりの地元のジェラテリアの手作りジェラート3色盛りが付く。
私は、洋ナシのタルト。

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肉がメインのレストランだから、ドルチェ期待していなかったのに。。。。
こんなに美味しいドルチェ、食べたことない!!!
バターの味、程よい甘さ。。。。。

ミラノの町中には、大したレストランはない、と常日頃思っている私。
このお店は郊外だけど、車で、あるいは地下鉄とタクシーを利用しても行く価値あり。

まだオープンして2年しか経っていないけど、そのうち、めちゃめちゃ有名になること、間違いない。
値段も、とってもとっても良心的。
お肉が好きなあなた、、、、お見逃しなく!!!
イタリア中探しても、こんなお店、ここしかない!

もう24時間経つのに、まだこのお店の話をし続けている私たち。。。。

お店のHP、貼り付けます。イタリア語だけど。。。。
メニューも出てるし、ワインリストは、値段まで表示してある。
www.ristorantemacelleriamotta.it

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月下の蘭

1年以上

はじめまして。
GWに北イタリアに行き、5月初めにミラノで3泊します。
約15年振りです。
色々探していて、こちらのHPに辿り着きました。
紹介されたレストラン。
とーってもおいしそうで、是非行きたいと思います。
ありがとうございました。


イタリアより食とワインと山の魅力を

作者:ワイン・チーズを通してイタリアの食文化を知る

イタリアより食とワインと山の魅力を

1986年よりイタリア在住の筆者がイタリアのワイン、チーズ、食文化をご案内します。イタリアソムリエ協会のソムリエ、イタリア人にとっても難関のオフィシャルテースター(Degustatore Ufficiiale)、そしてイタリアチーズテースター協会(ONAF)の資格を持つ食のエキスパートです。

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